--バイロン名言集--
George Gordon Byron (ジョージ=ゴードン―)イギリスの詩人。ロマン派の代表者。ケンブリッジ大学を卒業し、上院議員となったが、「ハロルド卿の巡遊」で一躍新進詩人の名声を博す。反俗の青年貴族としてヨーロッパ大陸を遍歴し、ギリシア独立戦争に加わり、客死。劇詩「マンフレッド」、長詩「ドン=ジュアン」など。(一七八八〜一八二四)


・嘘とは何か。それは変装した真実にすぎない。
―「ドン・ファン」―

 

・全ての悲劇は死によって終幕となり、全ての喜劇は結婚によって終焉となる。
―「ドン=ジュアン 第3幕」―

 

・女は美しくて、甘ったるい嘘つきだ。男は、すぐに彼女を信じてしまうだろう。
―「女に」―

 

・快楽は罪だ。そしてときとして罪は快楽である。
―「ドン=ジュアン」―

 

・古きよき時代――すべての歳月は古くなるとよくなる。
―「黄金時代」―

 

・男の恋は生涯の一部だが、女の恋は全生涯だ。
―「ドン=ジュアン」―

 

・女は最初、恋人を恋するが、次からは恋を恋する。
―「愛の幻滅」―

 

・恋と結婚は同じ故郷に生まれた仲でありながら、ほとんど結びつくことはない。
―「愛の幻滅」―

 

・時だけが恋を退屈させ、慣れてくると恋は消え去る。
―「愛よいつまでも」―

 

・大義のために死ぬものは失敗することはない。
―「マリオ=フェリエロ」―

 

・逆境は真実ヘの第一歩。
―「ドン=ジュアン」―

 

・社会は今、強力な二つの種族から成る。
つまり、退屈な連中と退屈させられている連中から。
―「ドン=ジュアン」―

 

・後悔も憧れもともに甲斐なければ、私が望むのは忘却のみ。
―「メリア=チュアスに」―

 

・数多い恋人の情を集めても、我が胸に燃える友情の火には及ばぬ。
―「懐かしいメアリ=アンに」―

 

・友情は翼のないキューピットだ。
―「翼の中の友情と恋」―

 

・人間よ、汝、微笑と涙との間の振子よ。

 

・死ぬことなどは、なんとも思わない。だが、この世に愛するものを残していくのは
なんと心残りなことだろう!……さあ、それでは眠ることにしよう。
--臨終の言葉--

(17-02/11/01)



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