--セルバンテス名言集--
Miguel de Cervantes Saavedra(ミゲル=デ―サーアベドラ・セルバンテス)スペインの小説家。生涯詩人を夢見ていたが気まぐれに書いた『ドン・キホーテ』によって不朽の名声を得た。ルネサンスにはじまる近代小説、真に人間を書くことを主題にしたのは『ドンキホーテ』から始まったと言われる。作風は風刺とユーモアに満ち、自由奔放な空想が特色。他に「模範小説集」など。〔1547〜1616〕


・餓えは世界中で最上の調味料だ。
―「ドン・キホーテ」―

 

・喜劇で一番難しい役は愚か者の役であり、それを演ずる役者は愚か者ではない。
―「ドン・キホーテ」―

 

・長い経験からの簡潔な格言。
―「ドン・キホーテ」―

 

・光り輝くものが全て金だとは限らない。
―「ドンキホーテ」―

 

・好機は、それが去ってしまうまで気づかれないものだ。
―「ドン・キホーテ」―

 

・パンさえあればたいていの悲しみは耐えられる。
―「ドン・キホーテ」―

・安眠は心労の最大の療法である。

 

・生命のあるかぎり、希望はあるものだ。
―「ドン・キホーテ」―

 

・自分のポケットの中の小銭は他人のポケットの中の大金にまさる。
―「ドン・キホーテ」―

 

・古い牧草(←昔の恋)は燃やすのに骨が折れるが、その火を消すのはいっそう骨が折れる。
―「模範小説集」―

 

 

・男は火で、女は麻屑である。悪魔がやってきてそれを吹きつける。
―「模範小説集」―

 

・分別よりも愚行の方がとかく仲間や追随者を呼び寄せるものだ。
―「ドン・キホーテ」―

 

・信仰の存在するところに神は存在する。

 

・人生ではすべてが良い。死さえも。

 

・流れに逆らおうとしたところで無駄なことだ。
流れのままになっていれば、どんなに弱い人でも岸に流れ着くものだ。

 

・手の中の一羽の鳥は、宿り木に止まっている二羽の鳥に匹敵する。

 

・音楽のあるところには真の悪は存在できない。

 

・私は裸でこの世に来た。私は裸でこの世から出てゆかねばならぬ。

 

・恋は不思議なめがねをかけている。
銅を黄金に、貧しさを豊かさに飼えて見せるようなめがねをかけている。

 

・機知の切れ味を鈍らせまいと思うなら、あまり機知を鋭くしてはいけない。

 

・どんな虫っけらだって踏みつけられりゃあ、何を!という格好をするものである。

(21-02/11/01)



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