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【=罪と罰について=】


《罪と罰》
長編小説。ドストエフスキー作。一八六六年成立。
自己の理性を過信し金貸しの老婆を殺した大学生ラスコーリニコフが、
罪の意識におびえるようになり、心美しい娼婦ソーニャとの出会いによって、
自首を決意し、シベリアに送られるまでの心理的葛藤の変遷を描く。



・犯罪には恐怖がつきまとう。それが刑罰である。
byヴォルテール

 

・最大の犯罪は、欲望によらず飽満によりて引き起こされる。
byアリストテレス

 

・告白された罪は半ば許される。
byジョン・レイ

 

・罪とは消極的なものではなく、積極的なものだ。
byキルケゴール

 

・沈黙を守る者は有罪を認めた者。
byイタリアの諺

 

・盗んだ蜜を味わったからには、金で無実を買うわけにはいかない。
byジョージ=エリオット

 

・法律においては、他人の権利を侵害する時には罰せられる。
道徳においては、侵害しようと考えるだけで罪である。
byカント

 

・人間はその存在の全ての部分において、必ず罪を犯さざるを得ない。
というのは、人間はその人格の中心において、神から疎外されているからである。
byティリヒ

 

・罪は、それが禁じられているから傷つけられるのではなく、
傷つけられるから禁じられているのである。
byフランクリン

 

・いかに多くの罪悪が《国家のために》という美名の仮面のもとになされたことか。
byマクドナルド

 

・貧困が犯罪を生む母であるとすれば、知性の欠如はその父である。
byラ=ブリュイエール

 

・罰せられるなら、子羊より親羊を盗んだほうがよい。
byイギリスの諺

 

・人間の値打ちを増すのは死刑の宣告のほかにはない。
金で買えないのはこれだけだから。
byスタンダール

 

・一人の殺害は犯罪者を生み、百万の殺害は英雄を生む。数量が神聖化するのだ。
byチャップリン

(14-02/10/17

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