【-歴史について-】
・過去の人たちの名前をいたわれ。未来が自分の名前をいたわってくれるように。
byサーディ
・どの時代の歴史を扱う場合でも、感情を交えず、偏見を持たないことは、
歴史家にとってつねに不可能なことだと思う。
byA・J・トインビー（英：歴史学者）
・ある小さな時代は、独特の醜いやり方で、
ほかのすべての時代を誤解する。
byヴィトゲンシュタイン（1889-1951：独：哲学者)
・もっといい時代はあるかも知れないが、これは我々の時代なのだ。
byJ.P.サルトル（1905-80：仏：哲学者.小説家）
・歴史から学ぶものは何もないということを歴史から学んだ。
by氏名不詳
・悲喜の感情は一代限りだが、怨念は世代にわたり、歴史を作る。
世界平和の実現に、怨念研究は欠かせない。
by糸川英夫(工学博士)
・歴史を読むのは楽しみだ。だが、それよりもっと心を引き、興味があるのは、
歴史を作ることに参加することだ。
byネルー（印：政治家）
（バスティーユ襲撃の報を受け）
「なんと、それでは叛逆ではないか！」「いえ、陛下、これは革命でございます」
byルイ十六世＆リャンクール公
・真理はつねに迫害に打ち勝つという格言は、実際、あのほほえましい虚偽にすぎない。
つまり、人から人へと口真似されて、ついには決まり文句になるが、あらゆる経験によって反駁されるあの虚偽である。
歴史は、真理が迫害によって踏みにじられた実例に満ちている。
byジョン・スチュアート・ミル「自由論」
・我々は過去への思い出によってではなく、未来に対する責任によって賢くなるのである。
byバーナード・ショー
・歴史はまず悲劇として演じられ、次に喜劇として繰り返される。
byJ・エリュル
・歴史家が確実に予想するのは過去のことだけである。
byP・ショーニュー
・我々は、我々の歴史の中に我々の未来の秘密が横たわっていることを本能的に知る。
by岡倉天心
・あらゆる歴史は、天国と地獄の両極端の間にある世界の振動の記録に過ぎない。
一期間というのは、その振り子の一振りに過ぎないのに、各時代の人々は、
世界が常に動いているので、進歩しているのだと思っている。
byバーナード・ショー
・私を処罰せよ。それは問題ではない。歴史は私に無罪を宣告するであろう。
byカストロ
・歴史は犯罪と災難の記録にすぎない。
byヴォルテール
・歴史は、自由な国においてのみ真実に書かれうる。
byヴォルテール
・歴史は君主にとってはすぐれた女教師であるが、
彼女のほうは、少々散漫な生徒をもって不幸なのである。
byエンゲル
・虚像で構成されて世に与えられている歴史に対して、実像を組み立てるのが歴史家である。
by和歌森太朗
・伝記は断じて小説化になってはならないが、つねに小説的であるべきだ。
byモロア
・歴史は人間自身がその対象である。歴史に内在する一つの条件は、
歴史が人間のことを把握し、理解し、分からせるよう努めることである。
byランケ
・歴史が教える最も実際的な知恵は、民族が進展の可能性を持っていることである。
by柳田国男
・人間がいかなる態度を取るべきかについて、過去のものは人間に教える力がない。
これは、人間が自ら回想する過去のものの光の中で目覚め、
自ら決断せねばならないことを意味する。
byヤスペル
・歴史の任務は人間の冒険に意味を与えることです。神々がそうであったように。
byマルロー
・存在するあらゆる社会の歴史は階級闘争の歴史である。
byマルクス
・歴史家はただ事物の経過を書き留め、評価せねばならないだけであり、
みずから事物の決定に参与してはいけない。
byマイネッケ
・嘘を少しも含まない歴史書は、すこぶる退屈である。
byアナトール・フランス
・母国の歴史の真の研究は、世界史とその法則とを比較し、
関連させて、故郷を眺めることであろう。
byブルクハルト
・歴史――おおかた悪い支配者とバカな兵士とによって惹起された、
主に取るに足りない出来事に関する、おおよそ間違っている記述。
byビアス
・我々は歴史の観察者たる以前に、まず歴史的存在である。
byウィリアム・ディルタイ
・まったく歴史とは、そのほとんどが人類の犯罪、愚行、不運の登記簿にすぎない。
byギボン
・歴史はいつでも敗者に背を向けて、
勝者を正しいものとするものだということを忘れてはならない。
byツヴァイク
・人類の歴史は、虐げられたものの勝利を忍耐強く待っている。
byタゴール
（33-05/04/18）