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【-文学について-】




・文章を書くことは、小切手を書くのに似ている。
思想がないのに文章を書こうとするのは、銀行に残高がないのに小切手を書こうとするようなものだ。
byユダヤの諺

 

・本を書く商売に比べたら、競馬なんて堅実で安定した職業に思えてくる。
byJ.A.スタインベック

 

・言葉が人間の表現であるように、文学は社会の表現である。
byルイ・ボナルド(思想家)

 

一切の書かれたもののうち、私はただ血で書かれたもののみを愛する。
血をもって書け。君は、血が精神であることを知るだろう。
byニーチェ

 

・最も良い作家とは、文学者であることを恥ずかしく思っている人間だ。
byニーチェ

 

・私が小説を読みたい時は、自分で小説を書き上げてしまう。
byディスレーリ

 

・もし手元に良いペンと、良いインクと、良い紙があったら、
わけなく傑作を書けそうな気がする日々がある。
byジード

 

・自分の肉体の欠陥や奇形をむき出しにして同情を呼ぼうとする乞食と同じように、
自分のくだけた心の状態をさらけ出して人目を惹こうとする作家がある。
byキルケゴール

 

・小説家はすべての人間の中で、一番神に似ている人間である。
小説家は、神の猿(=模倣者)である。
byモーリアック

 

・作家は、羊の肉がどんな味であるかを書くために一頭の羊全部を食べる必要はない。
カツレツ一枚を食べれば十分だろう。しかし、それだけはやってみなくてはならない。
byサモセット・モーム

 

・文学は商売と芸術が半々であるとき最も栄える。
byイング

 

 

・文人は生きているうちは諷刺され、死ぬと賞賛される。
byヴォルテール

 

・きわめてがさつな人間だけが今の流行の文学に遅れまいとする。
byG・エード

 

・悪しき作家とは、読者に理解できない自己の内部での文脈を考慮に入れながら書く連中である。
byカミュ

 

独自な作家とは、誰をも模倣しない者ではなく、誰にも模倣できない者である。
byシャトーブリアン

 

・筋の面白さは、言ひ換えれば物の組み立て方、構造の面白さ、建築的の美しさである。
by谷崎潤一郎

 

・言うべきときのほかは言うな。書かざるを得ないときのほかは書くな。
君は作家である。書かざるを得ないときのほかは、けっして書いてはいけない。
byトルストイ(to徳冨蘆花)

 

・文学とジャーナリズムの違いは、ジャーナリズムが読んでも面白くないものであり、
文学が読まれないものであるということである。
byワイルド

 

・文学は堕落したというが、人間が堕落した程度で堕落したに過ぎない。
byゲーテ

 

・文学の目的は、人生の目的と同じく不変である。
byヴァレリー

 

・私の散文作品はみな魂の伝記であって、その中では、事件やもつれやスリルは問題ではない。
私の作品は根本において独白だ。
byヘルマン・ヘッセ

 

・或る小説がそこに存在するおかげで、どれだけ多くの人々が告白を免れてゐることであらうか。
by三島由紀夫

 

・近頃の作家は、インクに水増しをして書いている。
byゲーテ

(23-04/03/13

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