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【-哲学について-】


【哲学】
世界や人生の究極の根本原理を客観的・理性的に追求する学問。
とらわれない目で事物を広く深く見るとともに、それを自己自身の問題として究極まで求めようとするもの。

【形而上学】
事物の本質、存在の根本原理を思惟や直観によって研究する学問。
アリストテレスにおいては存在一般を考察する存在論、また超越的なものを探究する学問であった。
カントは純粋理性からの認識論をめざした。ヘーゲルは反弁証法的思考を形而上学的と呼んだ。



・哲学の生噛りは人の精神を無神論へと近づけるが、哲学の深みに触れると、再び宗教へと連れ戻す。
byベーコン「随想録」

 

・いくら哲学者でも、激しい歯の痛みは我慢できない。
byシェークスピア「から騒ぎ」

 

・哲学者は、あまりに遠くて光がほとんど届かない星に似ている。
byベーコン「学問の進歩」

 

・お前の哲学の目的は何か?それはハエに、ハエ取り器から脱出する出口を示してやることだ。
byヴィトゲンシュタイン(20C・独・:哲学者)

 

・究極の善、究極の悪、究極の価値がなければ、
人間のある活動が別の活動よりも本質的に優っていることなどあり得ない。
だから、全ての行為が同じ価値しか持っていないということを認めざるを得ない。とするなら、
一つの行為を別の行為よりも優先させるのは、我々が自分で独自の選択を行っているからなのである。
byJ.P.サルトル(20C・仏・哲学者、小説家)

 

・全ての答えが出た。どう生きるべきかということを除いて。
byJ.P.サルトル

 

・哲学というものは、常識をわかりにくい言葉で表現したものにすぎない。
byゲーテ

 

・哲学者達は世界を様々に解釈したにすぎない。大切なことは世界を変えることである。
byマルクス

 

・聴く者には何も理解できず、語る当人も同様に理解していない。これが形而上学だ。
byヴォルテール

 

・哲学は、或る種の人々が大衆を馬鹿にするために、いまなお装う古い流行である。
byヴォーヴナルグ

 

・詩とは成熟した自然であり、哲学とは成熟した理性である。
byゲーテ

 

・どうして?どこへ?なぜ?いかに? これらの質問が哲学の全てである。
byジューベル「パンセ」

 

 

・哲学はあらゆることについて、まことしやかな話をし、
学の浅い人々の称賛を博する手段を与える。
byデカルト「
方法序説」

 

・哲学といふのは一切の現象を批判の対象とするような、生活の一種の態度そのもの、
或いは少なくとも思想の態度そのものを意味する。
by戸坂潤「作家論」

 

・哲学者とは何か?つねに尋常でない事物を経験し、見聞し、猜疑し、希望し、夢見る人間だ。
byニイチェ「善悪の彼岸」

 

・宗教にとっては、神聖なるもののみが真実である。
 哲学にとっては、真実なるもののみが神聖である。
byフォイエルバッハ

 

・哲学は過去と未来の不幸を容易に打ち負かすが、現在の不幸には打ち負かされる。
byラ=ロシュフーコー「道徳的反省」

 

・存在者の存在に応えて語ることが、哲学である。
byハイデガー

 

・哲学は踏み出す一歩一歩ごとに皮を一枚ずつ脱ぎ捨てるのだが、
愚かな弟子どもは、その皮の中へもぐり込んでゆく。
byキルケゴール

 

・哲学者の全生涯は死の準備である。
byキケロ

 

(一)私は何をすることができるか。(二)私は何を為すべきであるか。
(三)私は何を希望してよいか。(四)人間とは何であるか。
第一の問いに答えるのは形而上学であり、第二の問いには道徳、
第三の問いには宗教、第四の問いには人間論が答える。
結局これらすべては人間論に含ませてよいであろう。
byカント

 

・諸君は私から哲学を学ぶのではない。哲学することを学ぶのだ。
byカント

 

・真の雄弁は雄弁を軽蔑し、真の道徳は道徳を軽蔑する。
哲学を軽蔑することこそ、真に哲学することである。
byパスカル

 

・哲学は二つの単語、すなわち、忍耐と慎みに基づいている。
byエピクテトゥス

(24-05/03/13

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