--イプセン名言集--
(Henrik Ibsen ヘンリク・イプセン)。ノルウェーの劇作家。強い個人主義に立ち、婦人問題・社会問題を取り上げた散文劇によって近代演劇に画期的な役割を果たす。代表作に『人形の家』『民衆の敵』『野鴨』など〔1828〜1906〕


・この世の中で一番強い人間とは、孤独で、ただ一人で立つ者なのだ!
―「民衆の敵」―

 

・社会は一つの船のようなものだ。だれもが舵をとる準備をせねばならない。
―「民衆の敵」―

 

・結婚生活――この激しい海原を乗り越えて行く羅針盤はまだ発見されていない。
―「青年連盟」―

 

・他人のために尽くすことによって自己の力を量ることができる。

 

・ごく普通の人間から人生の嘘を取り上げてごらんなさい。それは同時に幸福を取り上げてしまうことですよ
―「野鴨」―

 

・心に残るのは、千の忠告より一つの行為だ。
―「ブランド」―

 

・この素晴らしい世界では、遊ぶということほど分別のあることは出来ません。
わたしには人生全体が一つの遊びのように思えます。
―「エヨルフ坊や」―

 

・人間は自分の現在と未来によってしか、自分の過去を償うことが出来ない。
―「ヨーン・ガブリエル・ボルクマン」―

 

・大衆とは、それから人民をつくるべき原料にすぎない。
―「民衆の敵」―

 

・真理は、人々が信じているように不老長寿なわけではない。普通に出来あがった真理の寿命は、
原則として十七年から十八年、たかだか二十年でそれより長いことはまれである。
―「民衆の敵」―

 

・”できない”というのは許される。だが、”しようとしない”のは断じて許されぬ。
―「ブランド」―

 

・真理と自由にとってもっとも危険な敵、それはぎっしりつまった多数票だ。
―「民衆の敵」―

 

・結婚生活は要求の大海。愛の美しき狂気に関わることはもはやわずかしかない。
ここでは偉大な才能も役立たぬ。ようは、ただ家庭、節度、忍耐、勤勉、義務感、そして従順。
―「愛の喜劇」―

(13-05/02/09)



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