--マーク・トウェイン名言集--
(Mark Twain マーク―)アメリカの小説家。本名サミュエル=ラングホーン=クレメンズ。西部を舞台として自然児の精神とユーモアに満ちた小説を口語体を主に用いて書いた。代表作「トム=ソーヤーの冒険」。(1835〜1910)


・いくら温泉でも人間の行儀作法まで治してくれる温泉はない、
などというのは間違いだ。その人を溺死させればいい。

 

・我々は虹を見ても、未開人が抱くような敬虔な気持ちを持つことがない。
なぜならば、虹がどうしてできるのかを知っているからだ。
我々はそうしたものを詮索することによって獲得したのと、同じだけのものを失っている。

 

・何事にも訓練が大切だ。桃も昔は苦いアーモンドだった。
カリフラワーも大学教育を受けたキャベツに過ぎない。

 

・友情という神聖な情熱は、実に美しく、揺るぎ無く、気高く、永続的な性質を持っている。
だから、それは全生涯を通して存続するものだ。ただ、金を貸してくれとさえいわれぬ限り。

 

世の中には地位を崇拝する人間もいるし、英雄を崇拝する人間もいる。
また、権力を崇拝する人間もいるし、神を崇拝する人間もいる。
そしてこうした架空のものをめぐって、彼らは議論をたたかわせている。
しかし彼らの誰もが一様に崇拝しているのは――金だ。

 

・十月。これは株に手を出すには特に危険な月だ。そのほか危険な月は、
七月と一月と九月と四月と十一月と五月と三月と六月とニ月と八月、それになんといっても十二月だ。

 

・人生にはニ回だけ投資してはいけない時期がある。
一つはその余裕がないとき。一つはその余裕があるとき。

 

・我々が皆同じ考え方をしたからといって、それが一番いいということにはならない。
競馬だって、意見の違いがあるからこそ成り立つのだ。

 

・多数派は常に間違っている。自分が多数派にまわったと知ったら、
それは必ず行いを改めるか、一息入れて反省する時だ。

 

・わが国には、言葉では言い表せぬほど尊い宝物が三つある。
それは、言論の自由と良心の自由とその両者を決して使おうとしない慎重さだ。

 

・アダムがリンゴを欲しがったのは、そのリンゴが食べたかったからではない。
ただそれが禁じられていたから、というだけのことだ。

 

・人間が善悪の別を知っているという事実は、人間が他の動物より知的に優れていることの証拠だ。
しかし人間が悪事を働くことができるという事実は、それができない他の動物よりも
道徳的に劣っていることの証拠だ。

 

・人間はみな月だ。誰にも見せたことのない暗い面を持っている。

 

・自分を励ます最上の方法。それは誰かを励まそうとすること。

 

・やむを得なければ服装には無頓着だっていい。しかし、いつでも心はきちんとすべきだ。

 

・"人類みな兄弟"という考えは、我々の最も尊い財産だ。しかし、ただそれだけのこと。

 

・四十八にもならぬのに世をはかなむ人間は、ものを知りすぎている。
四十八をすぎても楽天家だったら、そいつはものを知らなさすぎる。

 

・生まれた時が八十で、それからだんだん十八になっていくのだったら、人生は果てしなく楽しいことだろう。

 

・名声は霧、人気は偶然の出来事。この世でただ一つ確実なもの、それは忘却。

(20-03/06/11)



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