--シラー名言集-- |
Friedrich von Schiller(フレデリック・ヴァン・シラー) ドイツの詩人・戯曲家。ゲーテとともにドイツ古典主義の黄金時代を築いた。若い時にはシュトルム・ウント・ドランクと呼ばれる文芸運動に参加し、この運動で感情の力を強調しようとした。戯曲『群盗』『ドン・カルロス』『オルレアンの少女』『ウィリアムテル』など。詩では哲学思想史の傑作『理想と人生』『散歩』など。〔1759〜1805〕 |
・いかに敬虔な人間でも、隣に住む奴が気に入らなければ平穏には生きていけない。
―「ヴィルヘルム・テル」―
・学問は、ある人にとっては神々しい女神であり、
他の人にとってはバターをくれる有能な牝牛である。
―「諷刺詩集」―
・歓びは自然を動かす強いバネ。歓びこそは大宇宙の時計仕掛けの歯車を回すもの。
―「歓喜の歌」―
・ジョークを言った本人が笑ったら、そのジョークはジョークでなくなる。
―「フィエスコ」―
・権利は強者のものになる。俺達の力の範囲が、すなわち俺達の掟だ。
―「群盗」―
・お前自身を知ろうとするならば、いかに他の人々が行動するかを観察せよ。
お前が他の人々を理解しようとするならば、お前自身の心を見よ。
―「書き板」―
・人間は、明日の朝に対して何らかの恐怖と希望と心配とを持たずにはいられない。
―「メッシナの花嫁」―
・人間は一人一人を見るとみんな利口で分別ありげだが、
集団をなせばたちまちバカが出てくる。
―「詩」―
・言葉は自由、行為は沈黙、従順は盲目。
―「ヴァレンシュタイン」―
・人生において、諸君には二つの道が拓かれている。一つは理想へ、もう一つは死へと通じている。
―「人生からの出口」―
・天才のランプは人生のランプより早く燃える。
―「断片」―
・友情は喜びを二倍にし、悲しみを半分にする。
・一人の富者がなんと多数のこじきを養うことか。
王が建築を始めれば、馬車ひきには仕事が生まれる。
―「カントとその注釈者達」―
・人生は、ほんの一瞬のことにすぎない。死もまたほんの一瞬である。
―「マリア・スチュアルト」―
・苦痛は短く、喜びは永遠である。
―「オルレアンの乙女」―
・太陽が輝くかぎり、希望もまた輝く。
―「メッシナの花嫁」―
・幸福には翼がある。つないでおくことは難しい。
―「メッシナの花嫁」―
・勇敢な男は自分自身のことは最後に考えるものである。
―「ヴィルヘルム・テル」―
・全ての財宝の中でも最高なのは女の美しさ。
女の誠は、けれどさらに高い賞賛に値する
―「オルレアンの女」―
・いたるところに欺瞞と猫かぶりと人殺しと毒殺と偽りの誓いと裏切りがある。
ただひとつの純粋な場所は、汚れなく人間性に宿るわれらの愛だけだ。
―「ヴァレンシュタイン」―
・強者は最も素晴らしく孤独である。
・期待なしに恋するものだけが誠の恋を知る。
―「語録」―
・女性を尊べ。彼女らは地上の生活のために天国のバラを織りなす。
・人間を偉大にしたり卑小にしたりするのは、その人の志である。
・「時」の歩みは三重である。未来はためらいつつ近づき、
現在は矢のように速く飛び去り、過去は永久に静かに立っている。
―「孔子の言葉」―
・チャンスは鳥のようなものだ。飛び去らないうちに捕らえよ。
・人は幸運の時には偉大に見えるかもしれないが、真に向上するのは不運の時だけである。
(28-02/11/01)