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〜〜格言小品集[〜〜
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=興味・好奇心=
・我々は、自分に対して興味を抱いてくれる他人に対して興味を持つ。
byシルス
・若い時は興味が放漫なため忘れっぽく、年をとると興味の欠乏のため忘れっぽい。
byゲーテ「温順なクセーニエン」
・好奇心は力強い知性のもっとも永久的な特性の一つである。
byサミュエル・ジョンソン
・好奇心の強い人々は会話の通過筒である。
彼らは彼ら自身のためには何事も吸収せずに、単に他人に伝達するだけである。
byスティール
・我々が人間の心に発見する最初にしてもっとも単純な感情は好奇心である。
byバーク「壮美と美」
・好奇心は希望の別名にほかならない。
byチャールス・ヘーア
=議論=
・冷静を保て。怒りは議論ではない。
byウェブスター
・人々が長いこと論争している場合は、彼らの論じ合っている事柄が彼ら自身に不確かな証拠である。
byヴォルテール
・討論は男性的であり、会話は女性的である。
byアモス・オルコット「平和な日々」
・論争には耳を傾けよ。だが、論争の仲間入りをするな。
たとえ、いかなる些細な言葉の中にも、怒りや激情を吹き込む事を警戒せよ。
byゴーゴリー
・論争や討論の目的は勝利であってはならず、改革でなければならない。
byジューベル
・たとえ自分自身が正しいと思っても、けっして昂奮して荒々しく討論してはいけない。
byチェスターフィールド「息子への手紙」
・自己の思想を氷の上へ置くことを心得ていない人は、論争の熱の中へ身を投じてはいけない。
byニーチェ「人間的な、あまりに人間的な」
・議論――他の人の思い違いをますます強固なものにする方法。
byビアス「悪魔の辞典」
・論争なくして科学・政治・宗教における偉大な進歩はあり得なかった。
byライマン=ビーチャー
・相手側の言い分を聞いてやろう、という気持ちがなくなったら、もうその人の負けである。
byラ=ロシュフーコー「道徳的反省」
=個人・集団=
・自なくして他なく、他なくして自なきは、全なくして個なく、個なくして全なきが如くである。
by安部能成
・個人は集団のために、集団は個人のために。
by金日成
・多数というものより気にさわるものはない。なぜなら多数を構成しているものは、
少数の有力な先導者の他には、大勢に順応するならず者と、同化される弱者と、
自分の欲する事すら分からずにしたがってくる民衆とであるからだ。
byゲーテ「格言と反省」
・人間一人一人を見ると、みんな利口で分別ありげだが、集団をなせばたちまち馬鹿が出てくる。
byシラー
・共通の憎悪ほど人間を団結させるものはない。
byチェーホフ
・個体対集団の葛藤も、その本質は個人の甘えに発している。
by土居健郎
・いかに押しつぶしても個人的人格は専制である。
byミル「自由について」
=記憶=
・自分の記憶力については誰もが文句を言う。だが、自分の判断力について文句を言う人はいない。
byラ・ロシュフーコー
・幸せとは経験するものではなく、記憶するものである。
byO.レヴァント
・どんなふうに記憶し、何を記憶し、なぜ記憶しているかによって、各個人の心の地図が作られる。
byクリスティナ・ボールドウィン
・良い記憶力は素晴らしいが、忘れる能力はいっそう偉大である。
byハバード
・我々が追い出されずに住む唯一の楽園は"思い出"である。
byジャン=パウル
(28-04/09/10)
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