50音別格言集■サ行後半■
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--シ(続き)--
・「真相」は分からない。それを無理に追うよりも、曖昧さの薄闇の中に、物事をおぼろなままで放置せよ。そこにあるおぼろな形が人生なのだ。
by伊藤聖・身体、衣服、住居の不潔は我慢するな。
byフランクリン・身体には鍛錬、心には読書。
byアディソン・身体の老いは怖れないが、心の老いが怖ろしい。
by中国の諺・死んで誰一人泣いてくれるものもないくらいでは、生きがいのないものだね。
by徳富蘆花・死んでみたところでなんの役に立つのだろうか?まだ死ぬには早すぎる。せっかく自分のために生まれてきたものを全部自分のものにしもせずにあの世に旅立つなんて、果たして僕のすべきことだろうか。
byS・D・コレット・神道に書籍なし。天地をもって書籍とし、日月をもって証明とす。
by吉田兼倶・真に重大な自由はただ一つです。それは経済的な自由なのです。
byモーム・真に結ばれている夫婦にとっては、若さの喪失ももはや不幸ではない。共に年老いることの楽しさが年老いることの辛さを忘れさせてくれる。
byモロア・真の愛は、世間が冷たくても花を開く。
byネーティヒ・真の学問は筆記できるものではない。筆記できる部分は滓(かす)である。真の学問は行と行とのあいだにある。
by新渡戸稲造・真の芸術家は、妻を飢えさせ、子供を裸足にし、七十歳になる母親に生活の手助けをさせても、自分の芸術以外のことは何もしないのだ。
byバーナード・ショウ・真の幸福は孤独なくしてはありえない。堕天使が神を裏切ったのは、天使たちの知らない孤独を望んだために違いない。
byチェーホフ・真の詩人の真の在り方は、夢幻状態とはおよそ隔絶したものである。おのれの夢を描こうと欲するものは、極度に醒めていなければならぬ。
byヴァレリー・真の世論に対して関心を示さないのは、まさに一つの力であり、幸福の源泉である。
byラッセル・真の天分とは、並外れたことをするのではなく、普通のことを並外れてうまくやる才能のことだ。
byルイス・ウィルソン・真の読書法とは何か。答えは簡単である。気分が向けば、書を手にとってこれを読む。ただそれだけのこと。読書を心から楽しむには、どこまでも気の向くままでなければならない。
by林語堂・真の友をもてないのはまったく惨めな孤独である。友人が無ければ世界は荒野に過ぎない。
byフランシス=ベーコン・真の美というものは、真の知恵と同じく、大変簡明で誰にも分かりやすいものだ。
byゴーリキー・真の友愛においては、私は友を自分のほうにひきつけるよりもむしろ自分を友に与える。
byモンテーニュ・真の勇気というものは、極端な臆病と無鉄砲との中間にある。
byセルバンテス・真の勇気は、第三者の目撃者のいない場合に示される。
byラ=ロシュフーコー・真の友情は、前と後ろ、どちらから見ても同じもの。前から見ればバラ、後ろから見ればトゲなどというものではない。
byリュッカート・真の雄弁は雄弁を軽蔑し、真の道徳は道徳を軽蔑する。哲学を軽蔑することこそ、真に哲学することである。
byパスカル・新聞・雑誌は嘘の巣窟だ。そして読者の大半は、その嘘にまるめこまれる可能性がある。
byローラン・新聞は世界中で一番便利なものだ。読むことはできないが、他のことになら何にでも使える。
byスタインベック・新聞を読まなくなってから、私は心がのびのびし、実に気持ちが良いです。人々は他人のすることばかり気にかけて、自分の手近かの義務を忘れがちです。
byゲーテ・新聞を読まない人のほうが、読んでいる人より正しく物事を認識できる。何も知らない人は、嘘と偽りに心を奪われている人より真実に近い。
byジェファーソン・人民の人民による人民のための政府は地上から滅びることはないだろう。
byリンカーン・人民を奴隷化するものは王侯・貴族ではなく、また地主・資本家でもない。人民を奴隷化するものは人民自身の無知である。
byヘンリー・ジョージ・信用というものは求められ過ぎると種切れになってしまうものですよ。
byB.ブレヒト・信用は鏡のガラスのようなものである。ひびがはいったら元道りにはならない。
byアミエル・「信頼」とは、「愛」が深まった時の形です。
byW.チャニング・信頼は、年を重ねた胸の中でゆっくりと育つ植物である。
byウィリアム・ピット・信頼は友情の唯一の絆である。
byプブリリウス・シュルス・真理は瀕死の人の唇からもれる。
byマシュー・アーノルド・人類が人類の恩恵者達よりも破壊者達に対して相変わらず賞賛を惜しまない限り、戦争は結局、野心の最たる追求となろう。
byギボン・人類というのは寂しいものではない。楽天的なものだ。生命は進化するのだから。
by魯迅・人類の歴史は、虐げられたものの勝利を忍耐強く待っている。
byタゴール・人類は戦争に休止符を打たなければならない。そうでなければ、戦争が人類に休止符を打つことになろう。
byジョン・F・ケネディ
--ス--
・ずいぶん敵を持ったけど、妻よ、お前のようなやつははじめてだ。
byバイロン・睡眠は労働なくしても神々が与えてくれる。だが労働すればそれは三倍も甘美になる。
byウェーベル・過ぎ去りし麗しき日々は、再び我が元に返り来たらず。
byアルフレッド・テニソン・救いの道は右にも左にも通じていない。それは自分自身の心に通じる道である。そこにのみ神があり、そこにのみ平和がある。
byヘルマン・ヘッセ・優れた講義は準備が四分の一、残る四分の三は観客である。
byゲール・ゴドウィン・少し食べ、少し飲み、早くから休むことだ。これは世界的な万能薬だ。
byドラクロア・少しの悲しみもない純粋な幸福なんて、めったにあるものではない。
byハイネ・少しの欠点も見せない人間は、馬鹿か偽善者である。
byジュベール・筋の面白さは、言ひ換えれば物の組み立て方、構造の面白さ、建築的の美しさである。
by谷崎潤一郎・スプートニクに乗って、宇宙に飛ばされたライカ犬のことを思えば、僕の不幸なんてちっぽけなモノだ。
by映画『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』・全てが失われようとも、まだ未来が残ってる。
byボヴィー・すべて賭けをする人は、不確実なものを手に入れるために、確実なものに賭ける。
byパスカル・全ての偉大な恋愛のうちには母性愛がある。真の女らしい女たちが男の力を愛するのは、男の弱さを知っているからである。
byモロア・全ての芸術、全ての教育は、単に自然の付属物に過ぎない。
byアリストテレス・全ての気高い行いは、最初は不可能である。
byカーライル・全ての宗教は、それがいかに幼稚かつ未熟であろうとも、つねに人間存在の弁神論でしかあり得ない。
byコーヘン・全てのスポーツには勝敗がある。狩猟も例外ではない。貴方の銃口から獲物が逃げ去ったとき、貴方は敗れたのだ。
byチャールス・ランカスター・全ての政党は、最後には自分自身のついた嘘を呑み下すために死んでしまう。
byジョン・アーバスネット・全ての人間がいかなる意識においても、またどんな時でも、自由かつ平等であったという教義は、まったく根拠のないフィクションである。
byトーマス=ハックスリー・全ての人間が生まれたのは男女の快楽のおかげ。
byボルテール・全ての人間が平等である一つの場所がある――死ぬときである。その場合、彼らはすべてゼロである。
byウィリアム・サムナー・全ての人間の一生は、神の手によって書かれた童話にすぎない。
byアンデルセン・全ての不幸は未来への踏み台にすぎない。
byソロー・全ての場合を通じて、恋愛は忍耐である。
by萩原朔太郎・全ての人には個性の美しさがある。
byエマーソン・全ての悲劇というものは死によって終わり、全ての人生劇は結婚をもって終わる。
byバイロン・全ての旅行はその速度が正確に定まってくるにつれ退屈となる。
byラスキン・全てを世論のせいにする人は、観客の趣味が低級なので、まずい芝居をして拍手喝采される役者に似ている。
byシャンフォール
--セ--
・性格とは、固くもなければ不変でもない。活動し、変化し、肉体と同じように病気にもなるのだ。
byジョージ・エリオット・正確な知識に代わるものはない。自分自身を知り、自分のなすべきことを知り、自分の部下について知りなさい。
byランドール・ジャコブ・生活するとは、この世でいちばん稀(まれ)なことだ。たいていの人は、ただ存在しているだけである。
byO・ワイルド・生活については常に満足せよ。しかし自分自身については決して満足するな。
byG・J・ネーサン・正義は永遠の太陽である。世界はその到達を遅れさせることはできない。
byフィリップス・正義――忠誠・税金・個人的奉仕に対する報酬として、一国の政府が市民に売りつける品質の落ちた商品。
byビアス・正義なんて滑稽ものだ。一筋の川で限界づけられるのだから。ピレネー山脈のこちら側では真実でも、向こう側では誤りなのだ。
byパスカル・正義は常に目標でなければならないが、必ずしも出発点である必要はない。
byジュベール・正義は武器に似たものである。武器は金を出しさえすれば、敵にも味方にも買われるであろう。正義も理屈さえつけさえすれば、敵にも味方にも買われるものである。
by芥川龍之介・税金が発明されたのは、皆が、成功しようという欲望を持たないようにする為である。
byフィリップ・ブーヴァール・成功したいと望んでいるものは、心の安静、自己自身および他人に対する精神の平和、また多くは自尊心をも、放棄せねばならぬだろう。
byヒルティ・成功する商売の術は、90%の準備と10%の売り込みから成る。
byバートランド R.キャンフィールド・成功する人は錐のように、ある一点に向かって働く。
byポビー・成功の一瞬間は、失敗の数ヵ年をつぐなう。
byブラウニング・成功の栄冠あこがれる事はとがむべきでない。ただ、栄冠にだけあこがれてその日を空費することこそ、とがめられるべきである。
byポアンカレ・成功は結果であって目的ではない。
byフローベル・成功は重要な事ではない。重要な事は努力である。
byテオドール・ジュロフア・生死などは何でもない、つまらない事柄なのだ。ただ、生きていく態度が重要なのだ。
by稲垣足穂・政治家というものは川もないのに橋をかけると公約する。
byフルチショフ・政治――主義主張の争いという美名のもとに正体を隠している利害関係の衝突。私益のために国事を運営すること。
byビアス・政治とは、支配者と民衆の間に結ばれる単純な契約である。
byルソー・政治なら心得ています。知ってることも知らぬふり、知らぬことも知ってるふり、聞こえることも聞こえぬふり、何でもないことを重大な秘密のように隠し、探偵を放ち、要人を養い、目的を口実に手段の卑しさを高尚に見せかけること。――これが政治なのでございます。
byモリエール「フィガロの結婚」・政治の一番大きな努力が、あれほど多くの人々の平安を犠牲にして、何人かの幸福な人々をつくるのであるならば、政治というのは喜ぶべきものだろうか?
byヴォーヴォナルグ・政治は正しいか、あるいは正しくないか、常にそのどちらかでしかない
by田中千禾夫・政治は血を流さない戦争であり、戦争は血を流す政治である。
by毛沢東・政府は帆であり、国民は風であり、国家は船であり、時代は海である。
byベルネ・誠実に君の時間を利用せよ!何かを理解しようと思ったら、遠くを探すな。
byゲーテ・「青春が楽しい」というのは迷想である。青春を失った人達の迷想である。
byモーム・青春期を何もしないで過ごすよりは、青春期を浪費する方がましである。
byジョルジュ・クルトリーヌ・青春時代にさまざまな愚かさを持たなかった人間は、中年になってからなんの力も持たないだろう。
byJ・A・コリンズ・青春とは、奇妙なものだ。外部は赤く輝いているが、内部ではなにも感じられないのだ。
byサルトル・青春の時期は、いつの時代でも恥多く悩ましいものだ。もう一度やれと言われてもお断りしたい。
by吉行淳之介・青春の失策は、壮年の勝利や老年の成功よりも好ましいものだ。
byB・ディスレイリィ・青春の特権といえば、一言も以ってすれば無知の特権であろう。
by三島由紀夫・青春の夢に忠実であれ。
byシラー・青春は色あせ、恋はしぼみ、友情の木の葉は落ちる。だが、母親の密かな希望はこれらにもたえて生きつづける。
byオリヴァ・ホームズ・青春は失策、壮年は苦闘、老年は悔恨。
byベンジャミン・ディズレーリ・青春は単なる人生の花盛りではなく、来るべき結実の秋への準備の季節である。
by竹越与三郎・青春は何もかも実験である。
byスティーブンソン・青春は、誉められ過ぎる季節である春に似ている。
byバトラー・青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ。
by倉田百三・青春ほど死の翳(かげ)を負い、死と背中合せな時期はない。
by坂口安吾・青年たちは判断するよりも発明すること、評議するよりも実行すること、決まった仕事をするよりも新しい企てに適している。
byフランシス=ベーコン・青年にすすめたいことは、ただ三語につきる。すなわち働け、もっと働け、あくまで働け。
byビスマルク・青年は教えられることより刺激されることを欲するものである。
byゲーテ・青年は完全なるものは愛さない。なぜなら、彼らの為すべき余地があまりにもわずかしか残っていないので、彼を怒らせるか退屈させるからである。
byヴァレリー・青年は希望の幻影を持ち、老人は想起の幻影を持っている。
byキルケゴール・青年は未来があるというだけで幸福である。
byゴーゴリ・青年は老人を阿呆だというが、老人も青年を阿呆だと思っている。
byジョージ・チャップマン・青年よ、大志を抱け!それは金銭に対してでも、自己の利益に対してでもなく、また世の人間が名声と呼ぶあのむなしいものに対してでもない。人間が人間として備えていなければならぬ、あらゆることをなし遂げるため、青年よ大志を抱け。
byW・S・クラーク・生は永久の闘いである。自然との闘い、社会との闘い、他との闘い、永久に解決のない闘いである。闘え。闘いは生の花である。
by大杉栄・制服というものは人間に安堵と尊敬とを同時にあたえる。そして全ての服装は多かれ少なかれ制服である。
byアラン・生物の存在するところに、すべて権力に対する欲求がある。
byニイチェ・生命と引き換えに金銭を欲しがるのは強盗であるが、女はその両方とも欲しがる。
byバトラー・生命のあるかぎり、希望はあるものだ。
byセルバンテス・世界史とは、自由の意識の進歩以外のなにものでもない。
byヘーゲル・世界全体が幸福にならないかぎりは、個人の幸福はありえない。
by宮沢賢治・世界中の誰もが自分を称賛しても、私は一人静かに満足して座っている。世界中の誰もが私を見捨てても、私は一人静かに座っている。
byホイットマン・世界で一番有能な教師よりも、分別のある平凡な父親によってこそ、子供は立派に教育される。
byルソー・世界に国家の複雑性が存在する限り、戦争は世界歴史の終わるまで継続する。
byドライデン・世界のあらゆることを信頼しないならば、人はけっして欺かれることはない。
byシュニッツラー・世界の偉人達は一般に必ずしも偉大な学者ではなかったし、偉大な学者達は必ずしも偉大ではなかった。
byホームズ・世界の生気あふれる有能な仕事は、25〜40歳のあいだでなされる。
byオスラー・世界は一冊の本だ。旅をしないものはその本を一頁しか読めないだろう。
byアウグスティヌス・世界は人類で始まった。そして人類なしで終わるであろう
byレビ=ストロース・世界を恐れるな。ただ自己を恐れよ。
by杉浦重蔵・赤面する唯一の動物――それが人間である。
byマーク・トウェイン・世間一般の考えに従って生活することはごく易しい。又自分の事だけ考えて孤独の生活を送る事もごく易しい。だが悟りを開いた人間とは、群集の真っ只中にありながらも、自立の醍醐味を心ゆくまで味わうことのできる人間である。
エマーソン・世間が求めているのは、感情ではなく礼儀である。
byゲーテ・世間の恋人達を見るがいい。やっと告白が始まるときにはもう欺(あざむ)いている。
byリルケ・世間の人は虎を、性欲の虎を放し飼いにして、どうかするとその背に乗って滅亡の谷に落ちる。
by森鴎外・セックスは常に秩序を否定する。
by栗田 勇・せつなる恋の心は尊きこと神のごとし
by樋口一葉・絶望が純粋なのはたった一つの場合でしかない。それは死刑の宣告を受けた場合である。
byカミュ・絶望である事を知らない絶望。言いかえれば、人が自己を、しかも永遠的な自己を持っているという事についての絶望的な無知。
byキルケゴール・絶望と確信は、ともに恐怖を追い払う。
byアレグザンダー・絶望とは死にいたる病である。自己の内なるこの病は、永遠に死ぬことであり、死ぬべくして死ねないことである。それは死を死ぬことである。
byキルケゴール・絶望とは、闘う理由を知らずに、しかもまさに闘わねばならないということだ。
byカミュ・絶望におちいった病気は、いちかばちかの治療によってのみ救われる。
byシェークスピア・絶望の虚妄なることは、まさに希望と同じだ。
byシャンドル・絶望はいくつかのものを破壊するが、予想は多くのものを破壊する。
byフランクリン・絶望は愚者の結論である。
byディズレーリ・世論と共に考えるような人は、すべて自分で目隠しをし、自分の耳に栓をしているのである。
byニイチェ・世論のために闘う機会を持たないならば、世論は存命しえない。
byトーマス・マン・世論はいわば世界の女王であるが、力は世界の暴君である。
byパスカル・世論は、愚行・弱点・偏見・悪感情・正義感・頑固・新聞の宣伝から成り立っている。
byピール・千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。
by宮本武蔵・戦場は大いなる牢獄である。いかにもがいても焦っても、この大いなる牢獄から脱することはできぬ。
by田山花袋・善、すなわち一切の幸福と一切の満足とは消極的なものである。言いかえれば、それは単に欲求が鎮まり、苦痛がやんでいるということにすぎない。
byショーペンハウエル・戦争が泥棒をつくり、平和が彼らを絞首刑にする。
by西洋の諺・戦争が欲せられたものではなく、つねに余儀なくされたものだと思うがゆえに、戦争の聖なる旗印を自分の回りに探す。
byアラン・戦争では強者が弱者という奴隷を、平和では富者が貧者という奴隷をつくる。
byワイルド・戦争でも恋愛でも、勝つ者がいつも正しい。
byスペインの諺・戦争というものは、最も卑しい罪科の多い連中が権力と名誉を奪い合う状態をいう。
byトルストイ・戦争に行く者と結婚する者には、決して忠告するな。
byスペインの諺・戦争においてさえ、戦争が最終目的ではない。
byシェークスピア・戦争の前は憤怒なり、戦争の中は悲惨なり、戦争の後は滑稽なり。
by長瀬川如是閑・戦争は従属ほど負担が重くない。
byヴォルテール・戦争は小銃の偶発から始めることができる。しかし戦争を終結させることは、経験豊かな国家指導者でさえ容易な事ではない。流血をとどめるのは、ただ理性だけである。
byフルチショフ・戦争は戦争のために戦われるのでありまして、平和のための戦争などとはかつて一度もあったことはありません。
by内村鑑三・戦争は騒々しい張りのある歴史をつくり、平和は貧弱な読み物をつくる。
byハーディ・戦争は人間の生活問題を何一つ解決しません!何一つ!それは働くもののみじめな状態をさらにみじめにするだけだ。
byマルタン=デュ=ガール・戦争は破壊の科学である。
byアボット・戦争も、悲惨な平和よりはまし。
byタキトゥス・戦争を道具として目論む政治家達は自分の無能を自認し、党派の闘争の計算者として戦争を利用する政党政治家たちは罪人である。
byウィリアム=サムナー・先祖の事を自慢する奴はポテトようなものだ。そいつの一番良い所は地下に埋まっている。
byヘンリー・S・F・クーパー・栴檀は二葉より芳し。
by『平家物語』・善には常に悪が混じっている。極端な善は悪となる。極端な悪はなんの善にもならない。
byヴィニィ・善人たちは逆境でも楽しそうな顔をし、悪人たちは栄えているときでもつまらなそうにしている。
byサーディー・千人の非難にあえば、病なくして死す。
by中国の諺・千年後にも人間は「ああ、人生はなんというつまらないものだろう!」と嘆きつづけるにちがいない。そしてまた同時に、今とまったく同じように死を恐れ、死ぬことをいやがるにちがいない。
byチェーホフ・善良だけでは足りない。何もしないで傍観しているのは愚劣なルールへの同調だ。
by映画『紳士協定』・善良な夫は、決して夜早く寝ないし、朝は遅く目覚める。
byバルザック・善良な性格は法律よりもさらに信頼ができる。
byペイリトゥス・善を行なうには努力を必要とする。しかしながら、悪を抑制するにはいっそうの努力が必要だ。
byトルストイ
--ソ--
・憎悪は抑えられた連続した怒りである。
byチャールズ・デュロク(「なぜ山に登るのか?」と質問され)
・そこに山があるからだ。
byジョージ・マロニー・想像と理念、法則と仮説、この区別を理解することのできない人間は惨めである。
byゲーテ・相談するときには過去を、享楽するときには現在を、何かするときには未来を思うがよい。
byジュベール・そう、当事者以外の者にはどんな悲しみも我慢できるものだ。
byシェークスピア・率直なご意見を伺いたいとか、厳しくご批評下さいといいながら、内心ではただ称賛のことばを待っている。率直に批評した者がそれによって憎まれなくても、より多く愛されることはまずありません。
byハイネ・そなたのために、たとえ世界を失うことがあっても、世界のためにそなたを失いたくない。
byバイロン・その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか。
by教会での結婚式の宣誓の問いかけ・その女性がもし男であったならきっと友達に選んだろう、と思われるような女でなければ妻に選んではいけない。
byジュベール・その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
byヴォルテール・其の疾きこと風の如く、其の徐(しずか)なること林の如し。侵略火の如く、動かざること山の如し、
by孫子・その日その日が一年中の最善の日である。
byエマソン・そのほくろの中にいぼを見出すまでの間、僕は君を愛するだろう。
byジュール・ルナール・空は女の恋のようなものであり、海は男の恋のようなものである。それぞれ下と上とで区切りに限界があることに気付かない。
byモーリス・トンプソン・空はどんな人の上でも青いわ。
by映画『縮みゆく人間』・それ自体の不幸なんてない。自ら不幸を思うから不幸になるのだ。
byアルツィバーシェフ・それをやりにおれが生まれてきた。そのことだけを考えればよい。
byヘミングウェー・尊敬ということがなければ、真の恋愛は成立しない。
byフィヒテ・存在者の存在に応えて語ることが、哲学である。
byハイデガー・存在するあらゆる社会の歴史は階級闘争の歴史である。
byマルクス・尊大な人物は絶えがたいほど利己的である
byエマーソン
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