50音別格言集■ア行後半■
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--ウ--
・ウォール街資本家の冨は、第一次世界大戦の死者一千万、第二次世界大戦の死者三千万の上に築かれた。
byアンリ・クロード・失ったものを数えるな。残ったものを数えよ。
byベニー・グッドマン・嘘つきがいつでも嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
byアラン・嘘つきに与えられる刑罰は、少なくとも彼が人から信じられなくなるということではない。むしろ、彼が誰をも信じられなくなるということである。
byバーナード・ショー・嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と、未来に関する権利上の嘘である。
byルソー・嘘を少しも含まない歴史書は、すこぶる退屈である。
byアナトール・フランス・嘘をついてしまったら、二度嘘をつけ、三度嘘をつけ。しかし、いつも同じ嘘でなければならない。
byオリエントの諺・疑う余地のない純粋な喜悦の一つは、勤労の後の休息である。
byカント・宇宙時代には、人間は二時間で世界一周できるようになるだろう。飛行に費やす時間が一時間、空港に到着するまでに一時間。
byネイル・H・マクエルロイ・宇宙をただ一人の者に縮め、ただ一人の者を神にまで広げること。それが恋愛である
byユゴー・美しい女にはやがて飽きがくる。善良な女には決して飽きはこない。
byモンテーニュ・美しい女は世間のもので、醜い女は君だけのもの。
byインドの諺・うまくいかなかった日は、寝る前に自問する。今ここで何かできることがあるのか、と。なければぐっすり寝る。
byL・L・コルベルト・馬で行くことも、車で行くことも、二人で行くことも、三人で行くこともできる。だが、最後の一歩は自分ひとりで歩かなければならない。
byゲーテ・馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。人生のコツは、損失を次の人に回すこと。
byロバート・フロスト・生まれた以上死なねばならぬ、ということ以外確実なことはなし。
byクリティアス・生まれたことは確かに我々の結果なのである。死ぬということは問題外である。生きることが我々の喜びであり、法則なのである。
byサローヤン・生まれるのはやさしいが、人となるのは難しい。
byフィリピンの諺・裏切り者は、彼らが利益を与える人達からさえも憎まれる。
byタキトゥス・噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうがよくできている。
by映画『ワイアット・アープ』・運がいいからといって得意になるな。不運だからといってがっかりするな。
byクレオパルス・「運」ってやつは、たえず変わる。いま後頭部にがんと一撃くわせたかと思うと、次の瞬間には砂糖をほおばらせてくれたりする。問題はただ一つ、へこたれてしまわないことだ。
byA・シリトー・運の悪い人は安心するがよい。なぜなら、なおいっそうの悪運におちいる心配はないから。
byオーヴィット・運は我々から富を奪うことはできても、勇気を奪うことはできない。
byセネカ・運命が明日なにを決定するかを問うな。瞬間こそ我々のものである。さあ、瞬間を味わおうではないか!
byリュッケルト・運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する。
byショーペンハウエル・運命占星学では、平穏無事な一生、可もなく不可もない人生が最幸運となっています。
by和泉宗章・運命のなかに偶然はない。人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ。
byウィルソン・運命は花崗岩より堅固だが、人間の良心は運命より堅固である。
byユーゴー・運命は神の考えることだ。人間は人間らしく働けばそれで結構である。
by夏目漱石・運命は我らを幸福にも不幸にもしない。ただその種子を我らに提供するだけである。
byモンテーニュ・運命は我々の行為の半分を支配し、他の半分を我々自身にゆだねる。
byマキャベリ・運命をあざ笑うものが幸運を手に入れるだろう。
byベンジャミン・ディストレイ
--エ‐‐
・A弦が切れたら残りの三本の弦で演奏する。これが人生である。
byフォスディック・永遠は一瞬の中にある。
byショーペンハウエル・英知は次になすべきことを知っており、美徳はつぎになすべきことを行っている。
byジョーダン・英雄とは自分のできることをした人だ。凡人はそのできることをしないで、できもしないことばかり望んでいる。
byロマン・ロラン・英雄とは、普通の人より5分間ほど勇気が長続きする人のことである。
byエマソン・エゴイズムでない人間は、精子の段階で消滅する。
by別役実・悦楽は、他人の苦痛を代償としたときに最も甘美である。
byオヴィディウス・偉い人間にはなれなくても、よい人間にはなれる。
by中野重治・宴会と同じように、人生からも飲みすぎもせず、喉が乾きもしないうちに立ち去ることが一番良い。
byアリストテレス・猿群から区別される人間社会の特徴は何か――労働である。
byエンゲルス
--オ--
・老いたる女性というものは存在しない。全ての女性は、いくつになっても、もし恋をするならば、もし優しくあるならば、男に無限の瞬間を与える。
byミシュレ・大いなる思考は会議で生まれた事はなかったが、馬鹿な多くの考え方もそこで死滅した。
byフィッツジェラルド・大いなる精神は静かに忍耐する。
byシラー・大いなる炬(ひ)あらむとする時には、まず蘭松を備(もう)く。
(大きな火を燃やそうと思ったら、初めに火のつきやすい木を集めてこなくてはいけない)
by景戒・王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうが難しい。
byモンテーニュ・王様であろうと百姓であろうと、自分の家庭で平和を見出す者が一番幸福な人間である。
byゲーテ・大きな夢を汚す人間には近づくな。たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがるものだ。真に偉大な人間は自分にも成功できる思わせてくれる。
byマーク・トウェーン・多くの影を取り除くのには一筋の陽光で十分である。
byアッシジの聖フランシス・多くの愚者を友とするより、一人の知者を友とするべきである。
byデモクリトス・多くの人々は忠告を受けるも、それによりて利するは賢者のみ。
byシルス・多くをするのは易しいが、一時を永続するのは難しい。
byジョンソン・オーケストラを先導しようとする者は聴衆に背を向けねばならない。
byジェームズ・クルーク・多くの影を取り除くのには一筋の陽光で十分である。
byアッシジの聖フランシス・多くの場合、才能のある子供にとって、家庭は温室であるか火消し道具であるかである。
byエッシェンバッハ・往時においては、母国のために死ぬことは心地よく、ふさわしいものであると書かれたが、近代戦争では、戦死が心地よく、ふさわしいものは何もない。諸君は犬のように死ぬであろう。
byヘミングウェー・おお自由よ!汝の名においていかに多くの犯罪がなされたことか。
byマダム・ジャンヌ・ローラン・大文字ばかりで印刷された書物は読みにくい。日曜日ばかりの人生もそれと同じだ。
byジョン・パウル・公にされることを望む慈善はもう慈善ではない。
byハットン・おかしいわよ、金持ちの人がお金でなんでも手に入ると思っているのは。あたし、そんなもの少しも欲しくない。好きな人とならどんな汚い部屋だってかまいやしない。気が向かなかったら、豪邸に住めっていわれたってイヤだわ。お金なんて……、そう、お金の上でダンスしてみせるわ、つばをひっかけてみせるわ。
byE・ゾラ・お金――手放すとき以外、何の役にも立たぬ恩恵物。
byA・ビアス・お客様にとっていい買い物でなければ、我が社にとっていい商売ではないのだ。
byハーバード・マーカス・臆病でためらいがちな人間にとって、一切は不可能である。なぜなら、一切が不可能なように見えるからだ。
byW.スコット・臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、勇者は一度しか死を経験しない。
byシェークスピア・「お酒は?」「飲みません。現実から逃避する必要がないので……」「私も現実には満足してますが、うまい酒は現実の一部ですよ」
by映画『ピンクパンサー』・遅くなっても全然行かないよりはマシだ。
byリヴィ・恐れてはいけない。大切なのは勇気だ、想像力だ。
by映画『ライムライト』・畏れることなく醜にも邪にもぶつかって見よう。その底に何があるか。もしその底に何もなかったら人生の可能性は否定されなければならない。
by有島武郎・お互いの臆病が我々を平和に保つのだ。もし人類の半分が勇敢で、半分が臆病だったら、勇敢なものは絶えず臆病者を打ち負かすだろう。彼らは絶え間なく闘っているだろうから。けれども、みんなが臆病者だからわれわれは大変うまくやっている。
byサミュエル・ジョンソン・お互い友人だといっても、それを信じるのは愚か者。この名ほど世間にありふれたものはなく、その実ほど天下にまれなものはない。
byラ・フォンテーヌ・「お楽しみはこれからだ」(映画史上最初の台詞)
by映画『ジャズ・シンガー』・落ち着きのなさや欲求不満は、進歩にとって最初の必要不可欠なものである。
byトーマス A.エジソン・夫が浮気していると思った妻の80%は、結局、それが事実だと知らされます。
byアィリアム・カッツ・夫が妻にとって大事なのは、ただ夫が留守の時だけである。
byドストエフスキー・夫と妻の、どちらに離婚の責任があったのか?どちらにもあったのだ。あるいは、どちらにも無かったのである。
byメレジコフスキー・夫を信頼し、夫を敬愛し、できるだけ多くのものを自分名義にしておきなさい。
byジョーン・リバース・落し物の広告。昨日、日の出から日の入りの間のどこかで、それぞれ六十分のダイヤモンドをちりばめた貴重な時間を紛失。なお、拾い主には賞金なし。永遠に失われしゆえ。
byホーリス・マン・男が女に処女性を求めるのもまた、愛情が純潔に捧げる永遠の賛辞の一形式である。
byプルースト・男が女を愛する第一の条件は、その女が自分の気に入るかどうか、ということである。ところが女にあっては、もう一つの条件がいる。それは、自分の選択が他人に気に入られるかどうかということである。
byグールモン・男が人生で求めるものはただ一つ。それは快楽だ。
byモーム・男が「好きだ」って言っている間は大丈夫。でも「愛している」って言い出したら気をつけなきゃダメよ。
by映画『ファール・プレイ』・男が妻に望むのはただの同棲者でもなく子どもの母親でもない。世の中の荒波を共に乗り切る相棒なんだ。
by映画『紳士協定』・男がどんな理屈を並べても、女の涙一滴にはかなわない。
byボルテール・男が他の女に恋をしたら、もうなんとも手のほどこしようがありません。人生とはこんなものです。どちらに罪があるといった性質のものではないのですもの。
byイルダ・男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。そしてまた、男は女を愛するが、それは遊びのなかで最も危険なものであるからだ。
byニーチェ・男がもっとも情を込めて愛している女は必ずしも一番愛したいと思っている女ではない。
byアンリ・ド・レニエ・男と女というこうも違った、また複雑な人間の間で、互いに良く理解しあい、ふさわしく愛するために一生を費やして長すぎるということはない。
byコント・男というものは……家ではまったく邪魔になります!
byギャスケル夫人・男というものはいつでもそうだが、我が家から離れている時が一番陽気なものだ。
byシェークスピア・男というものは嘘の国の庶民であるが、女はそこの貴族である。
byエルマン・男というものは元来多妻主義だ。心ある女は男のたまさかの過失をいつも大目に見る。
byモーム・男というものは自分の愛している女を憎み、どうでもよい女を愛するものだ。
byシュラッツラー・男というものはつねに女の友であることは決してありません。他に愛する女を持っているときは別ですが。
byリュー・男というものはどんなに違いがあってもせいぜい天と地の差だ。だが女というものは、一番良い女と一番悪い女の差は天国と地獄ほどの違いがある。
byテニソン・男というものは、女房が小難しいことを喋っているときより、自分の食卓にうまい料理があるときのほうがもっと嬉しいものである。
byサミュエル・ジョンソン・男というものは求めずして恋を見つけるが、女は恋を探しながら見つけることができない。
byマリア・スタール・男同士は本来、お互いに無関心なものであるが、女というものは生まれつき敵同士である。
byショーペンハウアー・男と女とが結婚したときには、彼らの小説は終わりを告げ、彼らの歴史が始まる。
byロミュビルュス・男と女の間に友情はあり得ない。情熱、敵意、崇拝、恋愛はある。しかし友情はない。
byワイルド・男と交際しない女は次第に色褪せる。女と交際しない男は次第に阿呆になる。
byアントン・チェーホフ
・男との愛は、情緒ではなく幻想だ。
byジラルダン夫人・男どもは結婚を神聖だなどという。それこそ神をも人をもあざむく台詞というものだ。そしていつでも、その台詞の迷惑をこうむるのは、純潔無垢な、理想の女性とでも言うべき乙女なのだ。
byアルツィバイシェフ・男にとって愛は生活の一部だが、女にとって愛はその全部である。
byバイロン・男にとっては今日一日だけの浮気心にすぎないものに、女はその一生を賭ける。
byモーリアック・男にとっても、結婚はしばしば一つの危機である。その証拠に、多くの男性精神病患者は婚約期間中、もしくは結婚生活の初期に生まれる。
byボーヴォワール・男には怠けたがる気持ちと同じくらいに働きたがる気持ちがある。
by庄野潤三・男にふさわしいのは権威であり、女にふさわしいのは威厳である。
byシュワルツ・男にほれられるような男でなければ、女にはほれられない。
作者不詳・男の顔は履歴書、女の顔は請求書だ。
by藤本義一・男の義務と責任は子供のためにパンを得る仕事で終始するのだ。女にとって男は、子供をつくって育てるための手段に過ぎないのだ。
byバーナード・ショウ・男の人生にはいくつかの節目がある。童貞の喪失、結婚、子供の誕生、好きな女の笑顔。
by映画『セント・エルモス・ファイアー』・男の性欲は自然に目覚め、女の性欲は目覚まされるまで眠っている。
byシュルツ・男の初恋を満足させられるのは、女の最後の恋だけである。
byバルザック・男の人って、一度女を愛したとなると、その女のためならなんだってしてくださるでしょ。たった一つ、してくださらないもの。それはいつまでも愛しつづけるってことよ。
byオスカー・ワイルド・男の勇気は束縛を逃れることにあるが、女の勇気はそれを耐え忍ぶことにある。
byギゾー夫人・男は、相手に苦しみを与えたと思って涙を流すが、女は、相手を十分に苦しめなかったと考えて涙を流す。
byニーチェ・男はあまりに早く人生を知りすぎ、女はあまりに遅く知りすぎる。
byワイルド・男はある女の愛人でありうるときには、その女の友人である事はない。
byバルザック・男は女に嘘をつくことばかり教え、また女に対して嘘ばかりついている。
byフローベル・男は清らかな美にひかれるものだ。あなたの巻毛を乱雑にしておきたもうな。
byオヴィティウス・男は結婚によって女の賢を知り、女は結婚によって男の愚を知る。
by長谷川如是閑・男は建設すべきものも、破壊すべきものもなくなると、非常に不幸を感じるものである。
byアラン・男は恋を恋することからはじめて、女を恋することで終わる。女は男を恋することからはじめて、恋を恋することで終わる。
byグールモン・男は自分が幸福にしてやれる女しか愛さない。
byアシャール・男は自分で感ずるだけ年を取るものだが、女は他人にそう見えるだけ年を取っているものだ。
byコリンズ・男は自分の知っているたった一人の女、つまり自分の妻を通して、女の世界全体をいい加減に判断している。
byパール・バック・男は自分の秘密よりも他人の秘密の方を忠実に守る。女はそれと反対に、他人の秘密よりも自分の秘密のほうを大事にする。
byラ・ブリュイエール・男は自分を愛してくれなくなった女に対して激昂するがすぐにあきらめる。女は捨てられるとそれほど騒ぎ立てないが、長い間慰められない思いを胸に抱く。
byラ・ブリュイエール・男は、その全てを捧げることを女に求める。女がその通り生涯をかけて尽くすと、男はその重荷に苦しむ。
byボーヴォワール・男は退屈から結婚し、女は好奇心から結婚する。そして双方とも失望する。
byワイルド「男はだな、たとえ愛するもののためといえども、名誉を犠牲にすることはできんのだ!」「しかし幾千万の女それをしています」
byイプセン・男は常に女の初恋の人でありたがる。それが男の無様な虚栄である。
byワイルド・男はどんな女といても幸福にいけるものです。彼女を愛さないかぎりは。
byオスカー・ワイルド・男は初恋をあきらめる事ができず、女は最後の恋をあきらめる事ができない。
byヴェイス・男は法律をつくり、女は風俗をつくる。
byセギュール夫人・男はみんな賭博師だ。でなきゃ結婚なんてしやしない。
byフレデリック・リット・男は目で恋をし、女は耳で恋に落ちる。
byワイアット・男は別れの言い方が分からない。女がそれを言うべき時が分からない。
byヘレン・ローランド・大人とは、裏切られた青年の姿である。
by太宰治・覚えていて悲しんでるより、忘れて微笑んでいるほうがいい。
byクリスティナ・ロセッティ・同じ生活を営み、お互いに愛し合っている二人の人間が、どの点までお互いに謎であり、城壁をめぐらしていることができようか。
byジード・己の感情は己の感情である。己の思想も己の思想である。天下に一人もそれを理解してくれる人がなくたって、己はそれに安んじなければならない。それに安じて恬然としていなくてはならない。
by森鴎外・己を喜ばすために食べよ。そして他人を喜ばすために身だしなみを整えよ。
byフランクリン・覚えていて悲しんでるより、忘れて微笑んでいるほうがいい。
byクリスティナ・ロセッティ・お前がいつか出会う災いは、おまえがおろそかにしたある時間の報いだ。
byナポレオン・お前の人生が戯れにすぎなかったのなら、死はお前にとって真剣事であろう。だが、お前が真剣に生きたのなら、死はお前にとって一つの戯れであろう。
byクレッチマン・お前の部屋を見せるがいい。そうすれば、お前の性格を言い当てて見せよう。
byドストエフスキー・お前は熊から逃れようとしている。しかし、その途中で荒れ狂う大海に出会ったら、もう一度獣の口のほうに引き返すのか?
byシェイクスピア・お前は主人から可愛がられ、おだてられたからといって、それだけで奴隷でなくなると思うのか?奴隷よ、お前は実におめでたい。お前の主人はお前をおだてているが、いまにお前を打つであろう。
byパスカル・思いあがりは若者の特権だ。
by映画『ペリカン文章』・思い煩うことはない。人生に意味はないのだ。
byサモセット・モーム・思った通りの人生ではなかった。しかし、よかったとなら言える人生だったかもしれない。
byアルセーヌ・メルセデス・ヒロコ・親思う心にまさる親心、けふのおとずれ何と聞くらむ
by吉田松陰(辞世の句)・親はもとより大切である。しかし自分の道を見出す事はなお大切だ。人は各自自分の道を見出すべきだ。
by島村藤村・オリンピックの大会で最も重要なのは勝つことではなく参加することだ。ちょうど、人生で最も重要なのが勝つことではなく努力することであるように。
byド・クーベルタン・俺が負けないのは、失うものが何もないからだ。
by映画『O・K牧場の決闘』・俺たちの一生を台無しにするのは、運なんて言うものじゃない。人間なんだ。
byガルシン・俺達のまわりには二種類の人間がいる。敵か味方だ。
by映画『民衆の敵』・愚か者は、金を持って死んでいくために、貧乏で暮らす。
byブロッケス・お別れだわ……。私はあの角を曲がります。それから先は、あなたは見ないで下さい。そして、このまま真っ直ぐお家へお帰りください。私もそうします。お別れの言葉が……何も……出てこない……。
by映画『ローマの休日』・終わりのある愛は悲劇じゃないわ。終わりのない愛こそ悲劇なのよ。
byシャーリ・ハザード・終わり良ければすべて良し。
byシェークスピア・音楽だけが世界語であって、翻訳される必要がない。そこでは魂が魂に話しかける。
byアウエルバッハ・音楽とは、言葉をさがしている愛である。
byシドニー・ラリエ・音楽において調和と呼ばるるものは、国家においては一致と呼ばる。
byキケロ・音楽の演奏者や劇の俳優達は技術家である。彼らは芸術家でない。なぜといって彼らは真の「創作」をもってゐないじゃないか。
by萩原朔太郎・音楽は空気の詩である。
byジョン・パウル・音楽は、精神の中から日常生活の塵埃を掃除する。
byJ.バッハ・音楽は背徳を伴わない唯一の官能的な愉しみである。
byサミュエル・ジョンソン・恩恵を施す者はそれを隠せ。恩恵を受けるものはそれを公にせよ。
byセネカ
・女がいなかったら、男は神のように生きていくだろう。
byデッカー・女が衣服を身に着けるのは、それを脱ぐためである。
byジョージ・ムーア・女が男の友達になる順序は決まっている。まずはじめが親友、それから恋人、そして最後にやっとただの友だちになる。
byチェーホフ・女が男を愛するというときは、男はたとえ彼女を愛していないくても、聞いてやらねばならない。
byブローニング・女が君を愛すると誓っても、必ずしも信じるわけにはいかない。しかし君を愛さないと誓った時にも、やはり信じすぎないほうがよい。
byエズワール・ブールデ・女が再婚する場合は先夫を嫌っていたからで、男が再婚する場合は先妻を熱愛していたからだ。女は運を試し、男は運を賭けるのだ。
byワイルド
・女が付属品を棄てるとどうしてこんなにも美しくなるのだろうか。
by高村光太郎・女から見て男の最大の難点は彼らが男であることだ。男から見て女の唯一のねうちは、彼女たちが女であるということだ。
byアンリ・ド・レニエ・女心は男心よりも清らかなものである。ただ男よりもよく変化するだけだ。
byハーフォード・女心はどんなに悲しみで一杯になっても、お世辞や恋を受け入れる片隅がどこかに残っているものだ。
byマリヴォー・女――それは男の活動にとって、大きなつまずきの石である。女を恋しながら、何かをするということは困難である。だがここに、恋が妨げにならないたった一つの方法がある。それは恋する女と結婚することである。
byトルストイ・女たちにとっての地獄は老いである。
byラ・ロシュフーコー・女たちは、なぜとか、どうしてとかいう事を抜きにして愛されることを願う。可愛らしいとか、善良だとか、上品だとか、頭がいいとかいう理由ではなく、彼女らは彼女自身でありたいからだ。
byアミエル・女というものは幸福な人間を愛することが出来るかどうか私には分からない。愛する男に少しの憐れみも感じなかったような女は、多分恋とはどういうものか知らない女であろう。
byルノルマン・女というものは、自分の美貌のために犯される行為ならば、悪い行為でも許す。
byル・サージュ・女というものは自分の前を通った他の女が、自分に注目したかどうかを直感的に悟る術を心得ている。というのは、女が身を飾るのは、他の女たちのためだからである。
byキルケゴール・女というものは、涙を流す男の前に出ると冷静さを保つのが難しくなる。
byコレット・女と車の運転は似ている。いずれは衝突する。
byバート・レイノルズ・女と猫は呼ばないときにやってくる。
byボードレール・女とは驚くべき存在だ。なにも考えていないか、別の事を考えているか、そのどちらかだ。
byデュマ・女と別れるごとに、自分の中でなにかが死ぬのを感じた。
byガルヴァニ・女に懲りるのは一度でたくさん。だれもがそう思いながら二度三度と繰り返す。
by田中澄江・女には、どうしてもわからないテーマが一つある。男は仕事に注ぐだけの熱情をなぜ家庭にそそげないかということだよ。
byD・デックス・女には本当に損な時がある。男に良くしてやって愛していることを見せれば見せるほど、それだけ早く、男は飽きてしまうのだから。
byヘミングウェイ・女に向かって思いきった行動にでた愛人がけしからぬ男だといわれるのは、その行為を遂行しないで中途で止めた場合だけである。
byサン・シール・女の顔の美しさは、女の唇の甘さと同じように、味わい方の問題である。
byリットル・女の口から出る「いいえ」は否定ではない。
byシドニー・女の欠点を知ろうと思ったら、彼女の女友達の前で彼女を誉めてみることだ。
byフランクリン・女の行動に理由なんかないわ。男は理由を求めて恋を失うのよ。
by映画『天使』・女の最大の欠点は男のようになろうとすることにある。
byメストル・女の推量は、男の確信よりもずっと確かである。
byキプリング・女の手紙はいかに長いものであっても、手紙の最後にしか自分の最も親密な思いを込めない。
byサン=ピエール・女の喜びは男のプライドを傷つけることである。
byバーナード・ショウ・女は愛されることを求め、理解されることを求めない。
byワイルド・女は異国の土地である。どんな若い頃移住したとしても、男はついにその習慣、その政治、その言葉を理解しないだろう。
byパット・モア・女は大きな危害は許すが、小さい侮辱は決して忘れない。
byT・ハリバートン・女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。男に欠点が多ければ女は何もかも許してくれる。我々の知性さえもだ。
byワイルド・女は男より簡単に泣く。しかも自分を泣かせたことについて男より長く覚えている。
byレニエ・女は男よりも利口である。というのも、女は知ることは少なく、理解することがより多いから。
byステファンズ・女は計算が大好きだ。自分の年齢を二で割り、自分のドレスの値段を倍にし、夫の給料を三倍に言い、一番の女友達の年齢にいつも五足すのである。
byマルセル・アシャール・女は結婚したときから奥さんだと思っている。バカな事を言うな。奥さんだって一人前になるには大工・左官と同じように10年の年期がいるんだ。
by石川達三・女は恋に限界がないと主張する。男は恋に限界があると見ている。
byジード・女は自分の美点のために愛されることにときとして同意するが、常に好むのは、自分の欠点のために愛してくれる人のほうだ。
byA・プレヴォ・女は素晴らしい楽器である。恋がその弓で、男がその演奏者である。
byスタンダール・女はたとえ百人の男にだまされても、百一人目の男を愛するだろう。
byキンケル・女は深く見るが、男は遠くを見る。男にとっては世界が自分で、女にとっては自分が世界。
byグラッぺ・女は二種類に分けられる。結婚だけを夢見ている独身の女性と離婚だけを夢見ている既婚の女に。
byジョルジュ・エルゴジィ・女はみんな結婚するほうがいい、男は一人も結婚しない方がいい。
byベンジャミン・ディズレーリ・女は弱い男を支配するよりも、強い男に支配されたがる。
byヒトラー・女も凡庸な作家も、自画自賛するほどには世間から賞賛されない。
byヴォーヴォナグル・女をだますのは昔ほどたやすくない。
byJ・G・サーバー-------------------------------------
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