50音別格言集■カ行前半■
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--カ--
・外国語を知らない者は、自国語についても無知である。
byゲーテ・蚕は糸を紡(つむ)ぐにつれ、だんだん死に近づいてゆくが、それでも糸を紡がずにはいられないのだ。
byゲーテ・会社で働くなら知恵を出せ。知恵のないものは汗を出せ。汗も出ないものは静かに去って行け。
by土光敏夫・怪物と戦う者は、そのさい自分が怪物にならぬように気をつけるがいい。長い間、深淵をのぞきこんでいると、深淵もまた、君をのぞきこむ。
byニーチェ・解放された女が萎えたペニスと面と向かうほど痛々しいことがありうるだろうか?あらゆる歴史の大問題も、このふたつの本質的なものと比べれば色あせる。
byエリカ・ジョング・快楽の対象とされていないのは、愛されている女性である。
byボードレール・快楽は常に来るものと思うな。常に去るものと思え。
byアリストテレス・快楽を控えることにあらず、快楽に勝ちて負けないのが最上である。
byアリスティッポス・加害行為は一気にやってしまえ。長時間に渡って相手を被害状態に置かないように配慮すれば、それだけ相手を怒らせないですむ。これにひきかえ、恩恵を与える場合は、たっぷり相手に味わってもらうように小出しに与えよ。
byマキャベリ・科学そのものの探求は決して唯物論ではない。それは宇宙の法則および秩序の原理の探求であり、すなわちまた本質的に宗教的な努力である。
byケストラー・科学というものは、結局人間精神の財産である。その点を忘れては科学の本質もその機能も共に理解することはできない。
by中谷宇吉郎・科学と芸術は全世界に属する。この二つの前では民族性の障壁は消えてしまう。
byゲーテ・科学とは色あせたもろもろの思想の集まった墓場である。
byウナムノ・科学における全ての偉大な進歩は、新しい大胆な想像力から出てきている。
byジョン・デューイ・科学は前進するが、人間は変わらない。
byベルナール・科学は熱狂や迷信の毒に対する素晴らしい解毒剤である。
byアダム・スミス・科学は農薬を生み出すが、それを使うなとは言ってくれない。
by映画『ジュラシック・パーク』・科学はやはり不思議を殺すものではなく、不思議を生み出すものである。
by寺田寅彦・科学や芸術は一種の贅沢にすぎない。虚偽の装飾にすぎない。
byルソー・虻が刺したくらいでは、威勢よく走っている馬をとめることは出来ない。
byヴォルテール・格言は人生がそれを例証するまでは、格言ではない。
byキーツ・格言――歯の弱いものにも噛めるように、骨を抜き取った人生の知恵。
byビアス・格言は一人の人間の機知であり、あらゆる人々の英知である。
byジョン=ラッセル・楽士の手にある琴は聞く人を魅了する。しかし扱い方も弾き方も知らない人の手にあっては、琴は重荷となる。
byエチオピアの諺・学者先生はしきりに「それゆえ」という言葉をお使いになるが、なんで「それゆえ」なのか、俗人にはさっぱりわからない。なんだか、偉そうな言葉でごまかしているようだ。
byガリレオ・ガリレイ・学習を伴わない行動は致命的である。行動を伴わない学習は無益である。
メリー・ビアード・学問と芸術を持っている者は、同時に宗教を持っている。学問と芸術を持たない者は、宗教を持て!
byゲーテ・学問とは相違を発見することに没頭することにほかならない。学問とは識別の術である。
byヘッセ・学問なき経験は、経験なき学問に勝る。
byイギリスのことわざ・学問に時間を費やしすぎるのは、怠惰である。
byフランシス・ベーコン・学問には平坦な大道はありません。そして、学問の険しい坂道をよじ登る労苦を厭わない者にのみ、その明るい頂上にたどり着く見込みがあるのです。
byマルクス・学問のある女性のたいていは、商品を全部ショーウィンドウに並べて、店のほうを空っぽにしておく商人に似ている。
byオットー・ライクスナー・学問のある人間が大勢集まってあらゆる機械や薬品を考え出したが、いまだに女性が原因で起こる病気の薬を考え出そうとした学者はいない。
byチェーホフ・学問はある人にとっては神々しい女神であり、他の人にとってはバターをくれる有能な牝牛である。
byシラー・学問は満足しようとしない。しかし経験は満足しようとする。これが経験の危険である。
by谷川徹三・賭けとは全身全霊の行為である。百万円持っていた人間が、百万円を賭け切るときにしか、賭けの真価はあらわれない。
by三島由紀夫・過去と未来は最高によく思える。現在の事柄は最高に悪い。
byシェークスピア・過去の記憶がお前に喜びを与えるときにのみ、過去について考えよ。
byオースティン・過去のことは過去のことだといって片付けてしまえば、それによって、我々は未来をも放棄してしまうことになる。
byチャーチル・過去の成果で未来を生きることはできない。人は一生何かを生み出し続けなければならない。
byカール・ハベル・過去の労働の記憶は甘美なり。
byエウリピデス・過去は安い本と同じ。読んだら捨ててしまえばいい。
by映画『ヤングガン』より・過去を忘れ、他のことに一心に取り組む。これが私の悩み解決法である。
byジャック・デンプシー・過失の弁解をすると、その過失を目立たせる。
byシェークスピア・過失を率直に告白することは、それが無罪となる一つの段階である。
byシルス・数多い恋人の情を集めても、我が胸に燃える友情の火には及ばぬ。
byバイロン・貸すならば、なくしても惜しくないだけの額を貸すことだ。
byジョージ・ハーバード・風立ちぬ!いざ生きめやも。
byポール・ヴァレリー・片思いでもいいの。二人分愛するから。
by映画『荒野を歩け』・学校での成績がよいからといって、社会で認められるとは限らない
byイソップ・活動的な馬鹿より恐ろしいものはない。
byゲーテ・家庭愛は自愛と同じである。罪悪行為の原因とはなるが、それの弁解にはならない。
byトルストイ・家庭内で平和を保ちたいなら、妻の言うとおりにしろ。
byアフリカのことわざ・家庭はどこで始まるか?若い男と若い娘が恋愛に陥ることから始まる。これ以上立派な道は、まだ発見されていない。
byバーナード・ショウ・家庭よ、閉ざされた家庭よ。私は汝を憎む。
byジイド・勝てば官軍 負ければ賊軍
by日本の諺・悲しまなければ、精神的な発育が止まる。
by稲垣足穂・悲しみがまだ生々しいとき、それを紛らわそうとするあらゆる試みは、単に当人をイライラさせるだけだ。
byジョンソン・悲しみ、苦しみは人生の花だ。
by坂口安吾・悲しみのための唯一の治療は、なにかをすることだ。
byG・H・ルーイス・悲しみの道、しかもその道だけが悲しみを知らざる国に通じている。
byウィリアム・クーパー・悲しみは賢者の教師であるに違いない。なぜなら悲しみは知識だから。
byバイロン・哀しみで自分をすり減らしちゃいけない。死んだ人は死んだ人。人生は生きている者のためにあるのだから。
by映画『愛と死』・悲しみは雷雲に似ている。遠方から見ればそれは真黒であり、頭上にくればほとんど灰色である。
byジャン・ポール・リヒター・悲しんでいる人は幸いである。彼らは慰められるであろう。
by「聖書」・金がないから何もできないという人間は、金があってもなにも出来ない人間である。
by小林一三・金がなくて恋愛結婚をすれば、楽しい夜と悲しい昼を持つ。
by西洋の諺・金こそは――取るに足らぬ人物を第一級の地位に導いてくれる唯一の道である。
byドストエフスキー・「金なんていくらあっても天国まで持っていけやしないよ」
by映画「我が家の楽園」・金のある者は、金があるために不正をし、金のないものは、金がないために不正なことをする。
by武者小路実篤・金のために結婚するものは悪い人間であり、恋のために結婚するのは愚かな人間である。
byサミュエルジャクソン・金の値打ちがわからないのだったら、でかけていって誰かに借金を申し込んでみるがいい。
byフランクリン・金は借りてもならず、貸してもならない。貸せば金を失うし、友も失う。借りれば倹約が馬鹿らしくなる。
byシェークスピア・金は底のない海である。このなかに名誉も良心も心理もみんな投げ込まれる。
byカズレー・金は天下のまわりものだ。いつもこちらをよけてまわるのが気にくわないが。
byツルゲーネフ・金は人間にとって血であり、命である。
byアンティファネス・金は必要だが、重要ではない。
by映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』・金は良い召使いでもあるが、悪い主人でもある。
byフランクリン・金は我々にとって母親でもあるが、また、我々の死でもある。
byゴーリキ・金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。
byアラン・金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、彼をほめてはいけない。
byソクラテス・金持ちは世界の隅々にまで従兄弟やおばさんをもっている。貧乏人が持っている親戚は不幸だけだ。
byコッツェブー・金持ち連中の軽蔑には容易に耐えられる。だが一人の恵まれない人の視線は、私の心の底に深く突き刺さってくる。
byジード・金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことは全てを失う。
byチャーチル・金を稼ごうと思ったら、金を使わなければならない。
byプラウトゥス・金を持たずに済ますことにも、金を儲けるのと同じくらいの苦労と価値がある。
byルナール・金を持っている人間は、貧乏人がそのはかない運命を訴えることを聞くのが大嫌いである。
byドストエフスキー・彼女たちが私たちを愛しているとき、彼女たちが愛しているのは本当は私たちではない。しかし、ある朝、彼女たちがもはや愛さなくなるのは確かに私たちである。
byジェラルディ・彼女は彼のことを愛そうを思えば愛せたのに、彼のことをよく知っていたのでどうしても愛せなかった。
byアニータ・ブルックナー・禍福は糾える縄の如し。
by老子・神々が愛する人たちは若くして死ぬ。
byメナンドロス・神が同棲を発明した。悪魔は結婚を発明した。
byフランシス・ピカビア・神々が愛するものは若くして死ぬ。
byメナンドロス・神が我々に絶望を送るのは、我々を殺すためではなく、我々の中に新しい生命を呼び覚ますためである。
byへルマン・ヘッセ・神様と肉屋だけがソーセージの中身を知っている。
byスウェーデンの諺・神様はこの世に男と女をお作りになった。悪魔がそれを夫婦にする。
byフランスの諺・カミソリは痛い、水は冷たい、薬は苦い、銃は違法、縄は切れる、ガスは臭い。生きてる方がマシ。
by映画『17歳のカルテ』・神の存在を立証しようとするあらゆる試みは、すでに神に対する冒涜である。
byマッツィーニ・神のもとには大きなものも小さなものもありはしません。人生においてもまた、大きなものも小さなものもありはしません。あるものはただ、まっすぐなものと曲がったものだけです。
byトルストイ・神の有無は、二十年考えても二千年考えても、信ずることはできても説明することはできない。
byカーライル・神はあらゆる人間のうちに住むが、すべての人間は神のうちに住まず。
by「バラモン教」・神はこの世におけるさまざまな心配事のつぐないとして、我々に希望と睡眠を与え給うた。
byヴォルテール・神はいなくても、人は生きて死ぬだけだ。
by映画『ハンナとその姉妹』・神はこの世を六日間で創り給うた。そして、第七日目には、二日酔いを与え給うた。
byR・キャパ・神は人に空気を与え、法律は人にそれを売りつける。
byユゴー・神は本質ではなく実存である。我々は、神については、霊的な体験に基づいた象徴的な言葉だけでしか語ることができない。
byベルジャーエフ・神は毎週支払わないが、最後には支払う。
byドイツの諺・神は、我々を人間にするために、何らかの欠点を与える。
byシェークスピア・神を怖れよ。そして、他のどの人間も恐れるな。
byビスマルク・神を見た者はどこにもいないが、もしも我々が互いに愛し合うならば、神は我々の胸に宿るのである。
byトルストイ・亀の肉がさまざまな肉の味わいを持っているのと同じく、結婚もまたいろいろと変わった味を持っている。そして、亀が歩みののろい動物であるのと同じく、結婚もまた足取りののろいものである。
byキュルケゴール・体が重いと足跡も深くなる。恋心も強いと傷が深い。
by映画『ニュー・シネマ・パラダイス』・体のほうはわりと早く許すけど、心はなかなか許さない女もいる。
by阿刀田高・軽い苦痛と浮気な恋だけが永い生命がある。
byオスカー・ワイルド・彼が夕食に遅れるときは、浮気しているか死んで道端に転がっているかのどっちかなのよ。道端でくたばっているほうがいい、といつも思ったわ。
byジェシカ・タンディム・彼は田舎が好きだ。だが、本当のところを言うと、彼が一番田舎を好きになるのは、町で田舎のことを学んでいるときだ。
byウィリアム・ク―パー・彼は人なり、我らも人なり、我何ぞ彼を畏れんや。
by韓愈・彼は私の北であり、南であり、西であり、東であった。私の出勤日であり、日曜の休息であった。私の正午であり、真夜中であり、私のおしゃべりであり、私の歌であった。あの愛が永遠に続くと思ったけれど、私は間違っていた。
byW・H・オーデン・彼ら(=大臣)は非常に低いところから落ちるので、落ちたところでいっこうに傷つかない。
byアナトール=フランス・可愛い少女の頭を抱こうとするのは至難の業である。しかし、彼女の悲しみを共に感じてやることは容易である。
byウォルター・ランダー・考え方を教えるべきで、考えたことを教えるべきではない。
byグルリット・考えすぎると、人間は臆病になる。
by映画『コクーン』・考えている事を考えぬく事ができない時のみ、人は本当に考えているのだ。
byゲーテ・Don't think,feel.(考えるな。感じろ)
by映画『燃えよドラゴン』・考えをまとめるとか、仕事について考えるとか口走るのは、大抵の場合、それは仕事を逃れる口実である。
byヒルティ・慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく。
byジャン・ジャック・ルソー・頑丈な人は頑固な病気にかかる。
byヨーロッパの諺・簡単に言えば、夫婦というものは鎖で結ばれた徒刑囚なのだ。だから夫婦は足並みをそろえて歩くようにしなければならない。
byゴーリキー・関心を全然持たない人々にはつねに親切でありうる。
byワイルド・艱難は忍耐を生じ、忍耐は練達を生じ、練達は希望を生ず。
by「新約聖書-ロマ書5章」
--キ--
・機会が二度君の扉を叩くなどとは考えるな。
byシャンフォール・聴く者には何も理解できず、語る当人も同様に理解していない。これが形而上学だ。
byヴォルテール・キスをするときに、目を閉じない女を信用するな。
byH・J・ブラウン・奇跡を期待しなさい。しかしそれだけに頼らないこと
by『タムルード』・偽善とは、不徳が徳に対してほんのわずか捧げた敬意である。
byラ・ロシュフーコー・期待なしに恋をするものだけが、誠の恋を知る。
byシラー・傷ついたのは、生きたからである。
by高見順・喫煙家が禁煙家にかける迷惑は肉体的なものであるが、禁煙家が喫煙家にかける迷惑は精神的なものである。
by林語堂・きっと生きられますよ。きっと生きる道はありますよ。どこまでいっても人生にはきっと抜け道があると思うのです。
by北条民雄・木強ければすなわち折る。(強気の人間はもろく自滅する)
by劉安・木と草は自分の子孫があまり自分のそばに生えないように気を配る。なぜならば、そうしなければ子孫のために窒息させられてしまうからである。
byジード・「昨日のことは忘れて欲しいの」「もう遅い。日記に書いた」
by映画『グッバイガール』・昨日まで 人のことかと思いしが おれが死ぬのか それはたまらん
by蜀山人・希望と怖れは切り離せない。希望のない怖れもなければ、怖れのない希望もない。
byラ・ロシュフーコー・希望とは、輝く太陽の日の光を受けながら出かけて、雨に濡れながら帰ることである。
byルナ―ル・希望とは、もともとあるものだとも言えないし、ないものだとも言えない。それは地上の道のようなものである。地上にはもともと道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。
by魯迅・希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである。
byスティーブンソン・希望はいいものだよ。多分最高のものだ。いいものは決して滅びない。
by映画『ショーシャンクの空に』・希望は永久に人間の胸に湧く。人間はいつでも現在幸福であることはなく、いつもこれから幸福になるのだ。
byポープ・希望は底の深い海のうえでなければ決してその翼を広げない。
byエマーソン・希望は、それをもとめる気の毒な人を決して見捨てはしない。
byジョン・フレッチャ―・希望は頼りにならないものであるが、心地よい道を経て、我々を人生の終わりまで運ぶことだけのことはしてくれる。
byラ・ロシュフーコー・希望は鳥のようなもの。心の止まり木で羽を休め、詩のない歌を奏でる。そして、決してとどまることはない.
byE.ディッキンソン・希望は人を成功に導く信仰である。希望がなければ、何事も成就するものではない。
byヘレン・ケラー・君がもし考えることをせぬ人間であるとすれば、いったい君はなんのために人間であるのか。
byコールリッジ・君がよい妻を持てば幸福になるだろうし、悪い妻を持てば哲学者になれる。
byソクラテス・君、時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ。
byシェークスピア・君と世間が戦う時は、君は世間の味方をしろ。
by作者不明・君に金がない理由を教えてやろうか。それは君が金だけをひたすら愛さないからさ。金というものはね、何もかも愛するような浮気者には身をまかせないものさ。
byフィンリー・ダン・君の心の庭に忍耐を植えよ、その草は苦くともその実は甘い。
byオースティン・君の人生に女が入ってくる。素晴らしいことだ。出ていってくれたらもっと幸福なのに。
byポール・モラン・君の話すことは、全部本に書いてある。君から学ぶことは何もない。
by映画『グッド・ウィル・ハンティング』・「君は会うたびに美しくなる」「会ったのはついさっきよ」「その間に美しくなった」
by映画『ジョルスン物語』・君は素晴らしい。大量生産するべきだ。
by映画『我等の生涯の最良の年』・「君は何を美しいと思う?」「木よ」「木か。だったら、君は木に似てる」
by映画『パリの恋人』・気持ちのよい旅の道づれは、車で行くのと同じほど旅の疲れを忘れさせてくれる。
byシルス・着物を脱ぐ女性の美しさは、雲を貫く太陽のようだ。
byロダン・競技の勝敗に平均値は無価値である。
by福山和男・牛乳を飲む人よりも牛乳を配達する人のほうが健康である。
byヨーロッパの諺・教育の危機は教育の危機ではなく、生命の危機なのだ。
byペギー・教育は母のひざに始まり、幼年時代に聞く全ての言葉が性格を形成する。
byバロー・教育は一つの芸術である。(中略)天は直接に人を造らず、人をして人を造らしむ。人間が真に人となるのは広き意味において教育の結果なり。教育者は天に代わりて人を造るものである。
by浮田和民・教育もまた、教育を必要としないだろうか?
byマルクス・今日卵を一つ持つより、明日めんどりを1羽持つほうがよい。
byトーマス・フラー・今日という一日は明日という二日分の値打ちを持っている。
byフランクリン・今日という日は、残りの人生の最初の一日。
by映画『アメリカン・ビューティー』・今日という日を自分自身のものと呼びうる人は幸せである。いや、彼のみが幸せである。
byドライデン・今日の一つは明日の二つに勝る。
byフランクリン・今日は堂々と勇ましく、そして明日は墓の中。
byイギリスの諺・恐怖と勇気がどんなに近くに共存しているかは、敵に向かって突進する者が一番よく知っている。
byモルゲンシュテルン・恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかない。
byアラン・恐怖の魅力に酔いうるものは強者のみ!
byボードレール・恐怖は愛より強き感情なり。
byプリニウス二世・恐怖は残酷の両親である。
byフロード・恐怖は常に人間の中に何か正しくないことが生じた徴候である。恐怖は、苦痛が肉体に対して果たすのと同様に、精神に対しても貴重な警告者の役目を果たす。
byヒルティ・恐怖は常に無知から発生する。
byエマーソン・今日も働いて食べた、明日も働いて食べた、そうやって毎年毎年働いて食べつづけるだけだったら、そこには何か立派なことがあるといえるでしょうか。
byゴーリキー・桐一葉落ちて天下の秋を知る。
by日本の諺・キリモミは恋愛に似ている。知らないうちに入り込み、抜け出すのは極めて難しい。
byフォン・カルマン・記録は破られるためにある。
byスポーツ金言・極端な悲しみは長くは続かない。悲しみに打ち負かされてしまうか、それに慣れてしまうかどちらかである。
byメタスターシオ・虚像で構成されて世に与えられている歴史に対して、実像を組み立てるのが歴史家である。
by和歌森太朗・きわめてがさつな人間だけが今の流行の文学に遅れまいとする。
byG・エード・きわめて立派な愛は、欲望の激しいひしめきにあるのではなく、日常生活の完全な、永続的な調和によって初めて認められるのである。
byモーロア・銀行の出納係に似ている学者がたくさんいる。多くの金を出す鍵を持っていても、その金は自分のものではない。
byベルネ・近世の課題は、神の現実化と人間化、――つまり神学の人間学への転化と解消であった。
byフォイエルバッハ・金縷の衣は再び得べし。青春は再び得べからず。
by王粲・金曜日に笑うものは土曜日に泣くであろう。
byラシーヌ・勤労は日々を豊かにし、酒は日曜日を幸福にする。
byボードレール
--ク--
・空腹は世界中で最上の調味料。
byセルバンテス・草のそよぎにも、小川のせせらぎにも、人もし耳をもたばそこに音楽がある。
byバイロン・愚者が賢者から学ぶことよりも、賢者が愚者から学ぶことのほうが多い。
byモンテーニュ・愚者は自分が恥ずかしく思うことをすると、それは自分の義務だと言い張るものだ。
byバーナード・ショウ・くだらなく過ごしても一生、苦しんで過ごしても一生だ。苦しんで生き生きと暮らすべきだ。
by志賀直哉・口先だけで「愛してる」と言われても簡単に無視できるけど、態度で示されると、ついほだされてしまう。
byスタンレー・ムーニーハム・口に蜜を持つ蜂は尻に針をもっている。
byリリイ・苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない。
byプルニウス・苦痛はすべての思想よりも深い。笑いはすべての苦痛よりも尊い。
byエルバート・ハーバード・国を建てるには千年の歳月でも足りない。だが、それを地に倒すのは一瞬で充分である。
byバイロン・国を鉄床にたとえよう。ハンマーは支配者、打ち曲げられる鉄板は民衆。勝手気ままなめくら打ちに、いつまでたっても金ができあがらねば、鉄板こそ迷惑である。
byゲーテ・苦悩こそが人生の真の姿である。われわれの最後の喜びと慰めは、苦しんだ過去の追憶にほかならない。
byミュッセ・苦悩の美徳を教える僧侶に耳を傾けるのをやめようではないか。なぜなら快楽こそ善だからである。
byアナトール・フランス・苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし。
by徳川光圀・雲や嵐がなければ、いかなる虹もありえない。
byJ・H・ヴィンセント・クヨクヨ考えていたら、前向きの意欲を失う。成功するまで次から次へと挑んでいけばいい。成功するまで挑めば失敗などない。
by古川昌彦・くらげだって生きがいはある。
by映画『ライムライト』・グラスに入っているワインを見て『ああ、もう半分しか残っていない』と嘆くのが悲観主義者。『お、まだ半分も残っているじゃないか』と喜ぶのが楽観主義者である。
byバーナード・ショー・苦しい時には自分よりもっと不幸は男がいたことを考えよ。
byゴーガン・苦しみが残していったものを味わえ!苦難もすぎてしまえば甘美だ。
byゲーテ・苦しみは人間の偉大な教師である。苦しみの息吹のもとで魂は発育する。
byエッシェンバッハ・苦しみを恐れるものは、その恐怖だけで十分苦しんでいる。
byモンテーニュ・苦しむには死ぬことよりもっと勇気がいる。
byナポレオン一世・苦しんで強くなることがいかに崇高なことであるかを知れ。
byロングフェラー・クロスワードと女は似ている。難解なほど楽しい。
by映画『髪結いの亭主』・群衆の賛美しない作品は、すべて呪われるのだ!群集が下げずむもの、それはなんの価値もない。
byベルリオーズ・君主国は優秀な商船ではあるが、暗礁にぶつかり、沈没することもあろう。共和国は沈むことのないイカダであるが、足はいつも水につかっている。
byフィッシャー・アメス
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