《世界のエスニックジョークや小噺を集めました》

ジョーク・小噺集 その2

「ユーモアの秘密の出所は喜びにあるのではない。常に悲しみから生まれるのだ。だから天国にユーモアはない。」byマーク・トウェイン(英・小説家)

ジョーク目次 その1 その2 その3 その4 その5

その6 その7 その8 その9 その10 その11

成功した男:妻の浪費額以上に稼ぐ男。
成功した女:そんなに稼ぐ男を見つけた女。

患者「先生、私初めての手術なもんですから、とても心細くて心配なんです」
医師「お気持ちはよく分かります。実は私も初めての手術なんです」

社長「君はまた一時間遅刻したね?いったい何時に仕事が始まるのか知ってるのかね?」
新人社員「いいえ、社長。私がここに着くと、いつもみんな仕事をしてるので」

精神病患者「先生、私は自分が犬なのではないかと思っているのですが」
医者「そんなばかな。それで、いったいいつ頃からそのように思うようになったのですか?」
患者「私が子犬の頃からです」

妻「お隣のウィルソンご夫妻はとても幸せそうだわ。ご主人は奥さんに逢うたびにキスなさるのよ。どうしてあなたはなさらないの?」
夫「だって、僕はまだそれほど隣の奥さんをよく知らないからね」

ヘンリー「おや、サリーちゃん。こんにちは」
サリー 「ちょっとお話ししたいのですけど」
ヘンリー「どうぞ。中に入りませんか?」
サリー 「ありがとうございます」
へンリー「おかけ下さい」
サリー 「ありがとうございます」
ヘンリー「さて、サリーちゃん、何かご用ですか?」
サリー 「父がお宅のホースをしばらくお借りしたいと申しております」
ヘンリー「いいですとも。でも何にお使いになるのかお伺いしてもいいですか?」
サリー 「家が火事なんです」

医師「良いニュースがありますよ、ミセス・ボンド」
女性「失礼ですが、私はミス・ボンドです」
医師「でしたら、悪いニュースがあります」

医師「悪いニュースがあります。間違えて良いほうの足を切ってしまったのです。でもいいニュースもあります。悪いほうの足は良くなっています」

「パイロットから管制官へ。大西洋上空500マイルで燃料切れ。指示を請う」
「管制官からパイロットへ。こちらの言うことを反復せよ。天にまします我らの父よ……」

(解説……助かる見込みがないから、せめて神にでも祈ってたら?ということ)

「あなたの最大の弱点は?」
「虚栄心ね。自分自身の美しさに惚れ惚れして、何時間も鏡の前で過ごしてしまうの」
「それは虚栄心じゃないわ。想像力よ」

夕食会で、ある有名な天文学者と隣り合わせて座った女子学生が、隣の学者に話しかけた。
学生「何をなさってらっしゃいますの?」
学者「天文学を研究しています」
学生「あら、私、天文学なら昨年もう修了しましたわ」

医師「いいニュースと悪いニュースがあります。最初にどちらのニュースを聞きたいですか?」
患者「……悪いニュースのほうをお願いします」
医師「あなたの両足を、膝上から切断しなければなりません」
患者「あぁ、なんてこった!……それから、どんないいニュースがあるというのですか?」
医師「隣のベッドの人が、あなたの靴を買いたいそうです」

美人の秘書がボスのオフィスにスーっと入ってきて、
「いいニュースと悪いニュースがあります」と告げました。
「頼むよ、今日はジョークはやめてくれ」と困り果てたボスが答えました。「いいニュースだけにしてしてくれないか?」
「分かりました。……いいニュースは、あなたは子供を作れる能力がある、ということです」

訪問客「こちらでジョン・スミスという男が働いているのですが、ちょっと面会させて頂けませんか?私は彼の祖母ですが」
受付「お気の毒ですが、今日は欠勤です。あなたのお葬式に出ています」

「999番(日本の110番)ですか?」
「お間違いです。こちらは998番です」
「それじゃ、まことにお手数ですが、お隣へ行って救急車を寄こしてもらうよう頼んでくれませんか?事故があったんです」

長寿の男が90歳の誕生日に、地方新聞の記者のインタビューを受けていた。
インタビューを終えて、新聞記者は礼を言ってから、つけ加えた。
「ごきげんよう。100歳の誕生日にまたお会いできる栄光に浴したいものです」
「もちろんだとも。君はだいぶ丈夫そうじゃから」

若い女が銀行に来て、金を引き出そうとした。
「ご自身に間違いありませんね?」と銀行員が聞いた。
若い女はハンドバッグを開き、鏡を出して覗きこんで言った。
「ええ、私に間違いありませんわ」

イギリス人にジョークを言うと三度笑う――話した時と、意味を説明した時と、何日かたってその意味がやっとわかったとき。
アメリカ人にジョークを言うと二度笑う――話した時と、そのジョークを彼が漫画雑誌に売ったとき。
日本人にジョークを言うと一度しか笑わない――話した時愛想笑いをするだけ。その意味がわかることはないから、二度と笑うことはないのだ。

A couple of New Jersey hunters are out in the woods when one of them falls to the ground. He doesn't seem to be breathing, his eyes are rolled back in his head. The other guy whips out his cell phone and calls the emergency services.
He gasps to the operator:“My friend is dead! What can I do?”
The operator, in a calm soothing voice says:
“Just take it easy. I can help. First, let's make sure he's dead.”
There is a silence, then a shot is heard. The guy's voice comes back on the line.
He says: “OK, now what?"

(意訳)
米ニュージャージー州のハンター2人が狩りに出た。1人が木から落ちてしまった。
仰天した連れのハンターが携帯電話で『息がない』と緊急通報した。
救急隊のオペレーターが『落ち着いて。大丈夫。
まず、生きてるのか死んでるのか、はっきりさせて』と声をかける。
一瞬の静寂後、オペレーターの耳に1発の銃声。
続いて、『はっきりさせたよ。これからどうしたらいい?』というハンターの声が響いた。

(『世界一面白いジョーク』〔英科学振興協会主催〕で一位に選ばれた作品)
(ハンターには、獲物の生死を確実にさせるため、止めの一発を狩った獲物の頭に打ち込む習慣がある。)

シャーロック・ホームズがワトソン博士とキャンプに出かけた。
2人は星空の下、テントを張って眠りについた。
真夜中近く、ホームズがワトソンを起こした。
「ワトソン君、上を見て君の推理を聞かせてくれたまえ」
ワトソンはちょっと考えてから答えた。「無数の星が見える」
「そのことから何が分かるね、ワトソン君?」ホームズがまた尋ねた。ワトソンは答えた。
「天文学的に言えば、宇宙には何百万もの銀河と、おそらくは何十億もの惑星がある。
占星学的に言えば、土星は獅子座にある。測時法で言えば、今はだいたい三時十五分だ。
神学的には、神は全能で、ぼくたちは小さく取るに足らない存在だ。
気象学的には、たぶん、明日はよい天気だろう。……他に何かわかるのかい?」

ホームズ:「ああ。僕たちは寝ている間にテントを盗まれたということがわかる」

(『世界一面白いジョーク』〔英科学振興協会主催〕で二位(一般投票で一位)に選ばれた作品)

死刑が決まったナチスの将校に向かって
牧師「最後に何か一つ願いをかなえて差し上げましょう」
将校「では......ユダヤ教に改宗させてくれ」
牧師「えっ?何万人ものユダヤ人をガス室に送り込んだあなたがどうして?」
将校「いいんだ」ニヤリと笑って
  「こうすれば、また一人ユダヤ教徒を処刑できるからな」

ヒトラーが、あるとき占い師にたずねた。
「私はいつ死ぬのかね?」
占い師は水晶玉をのぞいたあとで、
「ユダヤ人の祝日の日にお亡くなりになるでしょう」
と、自信満々に言った。ヒトラーが驚いて、
「ほう、どうしてそれがわかるのか」
と、聞き返せば、占い師が答えて、
「はい。いつ総裁がお亡くなりになっても、その日は確実にユダヤ人の祝日になりましょうから」

「パリへ行って言葉に不自由しなかった?」
「僕はしなかった。けどパリの人が不自由してたよ」

「旦那様、旦那様、起きて下さいませ。睡眠薬を飲む時間です」

昔、あるところで毛虫とカブトムシが愛し合って暮らしていた。
あるとき、毛虫は糸を吐いて繭(まゆ)を作り、その中にこもり始めた。
カブトムシは毛虫が死んだと思って歎き悲しんだ。
すると、ある日突然、繭の中から蛾が現れた。カブトムシは思った。
「なんだこいつは。オレが歎き悲しんでいるのに派手な格好でうろちょろしやがって」
カブトムシが蛾に襲いかかろうとした時、二人の眼と眼が合った。
眼は、あの愛しい毛虫の眼だった。

――蛾とカブトムシは、また一緒に暮らし始めた。
ただ、いままで通り愛し合って暮らすためには、たびたび相手の眼を見るという努力が必要だった。

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