ジョーク・小噺集 その9
「ジョークに説明は不要である。ジョークが語られた時点で笑うことのできなかった者は、説明を聞いたところで本来の面白さを体感できることができない。」
タケシは学校で作文の宿題を出された。
しかし、何を書けばいいのか解らないので家族に相談してみることにした。
母親に相談すると「後にして!」と言うのでタケシは「後にして!」と書いた。
次に、父親に相談した。「いちいちうるさいな」と言われたので
「いちいちうるさいな」と書いた。
その後、弟に相談すると、アンパンマンのビデオを見ながら「アンパンマーン」と言ったので「アンパンマーン」と書いた。
その後、兄に相談してみた。兄は電話中で、友達に「バイクで行くぜ」と言っていた。
――次の日
先生 「タケシくん、作文を読みなさい」
タケシ「後にして!」
先生 「いいから早く読みなさい」
タケシ「いちいちうるさいな」
先生 「……あなた、一体何様のつもりなの?」
タケシ「アンパンマーン」
先生 「もういいです。後で職員室に来なさい」
タケシ「バイクで行くぜ」
小学校のバザーのため、みんなの家にある不用品を持ってくることになった。
しかし見栄を張って、不用品じゃない物を持ってきてしまった生徒も多くいた。
「ウェンディ、それは何?」
「はい先生。お姉ちゃんのiPodでーす」
「お姉さんはなんて言ったの?」
「『持って行っていいよ』って」
「ケニー、それは何?」
「はい先生。お兄ちゃんの液晶テレビでーす」
「お兄さんはなんて言ったの?」
『「持って行っていいよ』って」
「ジョニー、それは何?」
「はい先生。おじいちゃんの人工呼吸器でーす」
「おじいさんはなんて言ったの?」
「『ああぁ…あ……うぅ……』って」
ピザ屋「6つに切りましょうか、8つに切りましょうか?」
客 「とてもおなかがすいているんだ。8つに切ってくれ」
ある中年男が若く美しい女性を見てため息混じりにつぶやいた。
「あぁ、もう20年歳をとっていたらなぁ」
これを聞いた友人が驚いて、
「えっ?20年若かったら、じゃないのかい?」
すると男はゆっくりと首を振って
「いや、20年歳をとっていたら、こんなに胸をときめかす必要もないのに」
1月は「今年もよろしくお願いします」と新年の挨拶をする月であり、
他の月はその願いがかなわない月である。
Q:イタリアの自動車教習所で一番最初に教わることは何か?
A:曲がった針金でドアの鍵を開けるにはどうすればよいか。
Q:ポーランドで売られているのコーラのビンのふたには何とか書かれているか。
A:「開け方は底に記載」
Q、ポーランドで売られているのコーラのビンの底には何とか書かれているか。
A:「反対側から開けろ」
ある意見を持つ経済学者がいると、反対の意見を持っている経済学者が必ず現れる。
そして必ず二人とも間違っている。
「おい、ウェイター。スープに蝿が入っているぞ!」
「申し訳ございません。さっき全部残らず取り除いたつもりでしたが…」
疲れ果ててクタクタになった登山者が、やっと出会ったもう一人の登山者の腕の中に倒れこんだ。
「ああ、助かった!私はもう二日間も道に迷っていたんです」
もう一人の登山者が言った。
「喜ぶのはまだ早いですよ。私なんかもう二週間も道に迷っているんですから」
とある会社が事務員募集の広告を張り出した。広告にはこう書いてあった。
「従業員募集。タイプができること。コンピュータに熟達していること。バイリンガルであること。
なお、この会社は雇用機会均等法を遵守しています」
ほどなくして、一匹の犬が足早に窓のところにやってきてその広告を見た。そして中に入っていった。
犬は受付係を見てしっぽを振ったあと、広告のところまで歩いていき、鼻を鳴らした。
受付係は犬が何を考えているか察して、事務所のマネージャーを呼んだ。
マネージャーは驚いてその応募者を見つめた。けれども犬の決心が固そうだったので、とりあえず事務所の中に招き入れることにした。
中に入ると犬は椅子に飛び上がりマネージャーをじっと見つめた。マネージャーが言う。
「お前を雇うことはできないよ。広告に出てたろ?タイプができなきゃダメだって」
犬は椅子から飛び降り、タイプライターの所へ行き完璧な文字を打ち始めた。
そして打ち出したページを取ってマネージャーのところへ駆け足で行き、ページを渡した。
そしてまた椅子に戻った。マネージャーは驚いてしまったが、また犬に言った。
「コンピュータも使えなきゃダメだって書いてあったろう?」
犬はまた飛び降りるとコンピュータへ向かった。そして今まで動いたことがないプログラムをセットするや、完璧に実行した。
マネージャーも唖然として犬を見つめた。彼は犬に向かって言った。
「お前が賢いのはよくわかかった。面白い能力を持っていることもな。でもやっぱり雇うことはできないよ」
犬は椅子から飛び降りて広告のコピーの所へ行き、『この会社は雇用機会均等法を遵守しています』と書かれている文章を指さした。
それに対してマネージャーが言う。
「そりゃそうだが、『バイリンガルであること』とも書いてあるぞ」
すると犬はマネージャーを平然と見つめて言った。
「ニャー」
この真っ暗な部屋には、本当は何もいない。今からこの中で「黒猫を捕まえる」という仕事を数学者、経済学者、政治家に与えてみよう。
数学者は散々苦労した挙句、黒猫の陰も形も見えないので、気が狂ってしまった。彼は正直すぎたのだ。
経済学者は、しばらくして部屋から出てきて「黒猫の行動は完璧にモデル化できた」と胸を張って言った。彼は適当な性格のようだ。
政治家は、しばらくして「よし、今黒猫の首根っこを抑えたところだ」と言った。彼はうそつきなのだ。
3人の経済学者が狩りに出かけた。運良く大きな鹿を見つけたが、1人目の弾丸は惜しくも右1メートルにはずれた。
2人目の弾丸は左1メートルにはずれた。すると3人目は、銃を構えようともせず、大声で叫んだ。
「やった、僕らは平均的には鹿をしとめたぞ」
「おい、ウェイター。スープに蝿が入っているぞ!」
「別々にお出ししたほうがよろしかったですか?」
ある男が歩いていると一匹のカエルに出会った。するとそのカエルは突然喋り出した。
「もしあなたが私にキスしてくれば、私は美しいお姫様になれるの」
男は、にやりと笑ってカエルをポケットに突っ込んだ。
カエルは驚いて「ねえ、聞いているの。あなたがキスしてくれれば私はお姫様になれるのよ。あなたのそばにずっといるわ」
男はカエルを取り出すと、またにやりとして、再びカエルをポケットに突っ込んだ。
「何なのよ一体、私はお姫様なのよ、ずっとあなたのそばにいて、あなたの言うことなら何でも聞くわ」
男はカエルを取り出して言った。
「おまえはバカか?美しいお姫様よりも、しゃべるカエルのほうがずっと価値が高いんだよ」
「おたくの旦那さん、朝起きたらいつも何て言うの?」
「そうね、たいていは『おはよう、スーザン』かしら」
「で、奥さんは何て答えるの?」
「『あたしはキャシーよ』」
来客:「おっ、もうこんな時間か。そろそろ帰らないとな。最後に、君の奥さんに別れの挨拶をしたいんだが」
主人:「私もだよ」
「ねえあなた。たまには外で食事ってのはどうかしら?」
「いいね。なんだか昔に戻れそうだな」
「毎週1回、曜日を決めて行くといいと思うんだけど」
「うんうん。ますますいいね。楽しみだなぁ」
「じゃあ私は土曜日に行くから、あなたは月曜日にでも行ってね」
OL5人でハイキングを計画したところ、男性課長も行きたいと言い出したので、6人で行くことになった。
途中、課長が草むらでオシッコをしていると、急に毒蛇が現われ、
あろうことか毒蛇にアソコを噛まれてしまった。顔面蒼白になって倒れる課長。
OLたちは慌てて携帯で救急車を呼ぼうとした。
救急隊員:「山の中ですから時間がかかります。我々が到着するまで、応急処置をお願いします」
OL: 「どんなことをすればいいんですか」
隊員:「傷口から毒を吸い出すんです」
OL: 「吸い出すって、ええっ、口で・・・?
もしそれをしなかったら?」
隊員:「助からないかもしれません」
5人はしばらく相談した。そして――
課長:「うう。く、苦しい。救急隊員は電話でなんて言ってた……」
OL:「課長、もう助からないそうです」
警官:「20キロオーバーですね。免許証出して」
若者:「ちょっとぉ、勘弁してくださいよ。スピード違反の車なんていっぱいいるのに、なんで俺だけ捕まるんすか?
不公平じゃないですか。ほら、今だってスピード違反してる車はたくさん通ってますよ」
警官:「あなたね、釣りをする人が、川にいる全部の魚を釣ろうとしてると思いますか?
運の悪い魚が少々釣れれば、それで十分なんです」
昨日、おじいちゃんがボケ防止の本を買ってきた。今日も買ってきた。
ナンセンスクイズ-6-
問:白い象を殺すにはどうすればよいか。
答:「白い象」用の銃を使う。
問:青い象を殺すにはどうすればよいか。
答:象の首をしめ、体が青白くなってきたところで「白い象」用の銃を使う。
交番に一人の女性がやってきて言った。
「犬のジョンがいなくなったんですが」
「張り紙をだしたらどうでしょうか」と警官は言った。
「ええ、そうも思ったんですが、ジョンは字が読めないんですよ」
サラリーマンのジャックは、毎朝、エレベーターで同じ男と乗り合わせた。
男はいつも、耳にバナナをさしていた。
ジャックは気になって仕方がないのだが、なかなか話し掛けづらい。
ある朝、他に人もいなかったので、ジャックは思いきって聞いてみた。
「どうしていつも耳にバナナをさしてるんです?」
男は言った。
「え?なんですか?耳にバナナが刺さっていてよく聞こえないんですが」
サラリーマンのジャックは、毎朝、エレベーターで同じ男と乗り合わせた。
男はいつも、耳にバナナをさしていた。
ジャックは気になって仕方がないのだが、なかなか話し掛けづらい。
ところがある朝、男は耳にニンジンをさしていた。
他に人もいなかったので、ジャックは思いきって聞いてみた。
「どうして今日は耳にニンジンをさしてるんです?」
男は言った。
「今朝は八百屋にバナナが置いてなかったんだ」
部長:「おい、君が使ったこの大きな出費はなんなのかね?」
社員:「は、それはホテルの勘定書だと思いますが……」
部長:「そうか。それでは今後はホテルを買うのはやめたまえ」
女は、唯一の男に自分のいろんな欲求を満たしてほしいと願う。
男は、いろんな女に自分の唯一の欲求を満たしてほしいと願う。
「ロンドンでの休暇はどうだった?」
「最高だったよ。毎晩違う女の子とつきあったんだ。マーガレット、エリザベス、オリビア、ナンシー、ボブ、メアリー、それから……」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。イギリスではボブってのも女の子の名前なのかい?」
「いや、違うんだ。なにしろロンドンは霧が濃くってね」