■2005年6月号■


 

----------------↓06/27↓---------------

 

・世の中には、何一つまともなことを行わないがゆえに、失敗することも全然ない人々がいる。
byゲーテ

 

・今こそは酔うべき時だ!「時間」に酷使される奴隷となり終らぬためには、絶えず酔っていなければならぬ。
酒であろうと、詩であろうと、徳であろうと、それは君にまかせる。
byボードレール『パリの憂鬱』

 

電車の窓の外は 光に満ち 喜びに満ち いきいきといきづいている
この世とももうお別れかと思うと 見なれた景色が 急に新鮮に見えてきた
この世が 人間も自然も 幸福に満ち満ちている
だのに私は死なねばならぬ だのにこの世は実に幸せそうだ
それが私の心を悲しませないで かえって私の悲しみを慰めてくれる
私の胸に感動があふれ 胸がつまって涙が出そうになる
by高見順「電車の窓の外は」

 

----------------↓06/21↓---------------

 

・このうえなく幸福な生活には、少しバカげたところがあるものだ。
byエラスムス(蘭:人文学者)

 

・私たちは今までなんと素晴らしい生活を送ってきたことか!そのことに、もっと早く気がつけばよかった。
byシドニー・ガブリエル・スコット(仏:作家)

 

・今を大切に。次の瞬間に何かが起こるわけではない。
byゲーアン・ウィルソン(米:漫画家)

 

・物事を考える人間は大勢いるが、行動を起こすのはたった一人だ。
byシャルル・ド・ゴール(仏:軍人、政治家)

 

----------------↓06/18↓---------------

 

「どうして私のパーティにこなかったのですか?」「わが家にいるのが一番楽しいからです」
by『イソップ童話集』

 

人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。それでも人に恋するのだ。
そして墓穴のふちに立つ時、人は来た道を振り返ってこうつぶやく。
『私は何度も苦しんだ。過ちも犯した。でも私は愛した。真に生きたのはこの私なのだ』
byミュッセ「戯れに恋はすまじ」

 

・人は毎日、少なくとも、短い歌を一曲聴き、よい詩を一編読み、素晴らしい絵を一枚見なければならない。
そしてもし可能なら、気の利いた短い言葉を語ってみることだ。
byゲーテ

 

・バラの花が天から降ってくることはない。バラの花が欲しければ、バラの木を植えるしかない。
byジョージ・エリオット

 

・本当に新しいことを発見したいなら、別な場所に行くのではなく、新しい目を持つことだ。
byマルセル・プルートル

 

・私たちは静かで落ち着いた時間にあこがれているくせに、
一人になったとたん、テレビのスイッチを入れたり、電話をかけたり、何か用事を見つけたりしている。
byロニー・ポラネツキー

 

----------------↓06/12↓---------------

 

・反論し論破するために読むな。信じて丸呑みにするために読むな。話題や論題を見つけるために読むな。
しかし、熟考し熟慮するために読むがよい。
byベーコン「ベーコン随筆集」

 

・一分間遅刻するより三時間早すぎるほうがいい。
byシェイクスピア

 

・生きて行くうえで学ばなければならない厳しい教訓とは、
誰もがあなたによかれと願ってくれているわけではないということだ。
byダン・ラザー
(米:ジャーナリスト:1931-)

 

・一部の人たちを常にだますことも、すべての人をしばらくの間だますこともできるが、
すべての人を常にだまし続けることはできない。
byアブラハム・リンカーン(米:16代大統領:1809-65)

 

・一部の人を常にだますこともできるし、すべての人をしばらくの間だますこともできる。
そして、それができればそれだけで十分だ。
byローレンス.J.ピーター(加:作家、教師:1910-90)

 

----------------↓06/09↓---------------

 

・いかなる条件もつけずに援助をお願いする方法がある。相手を脅迫すればいい。
byコルム・ブローガン
(1902-:英:社会主義者)

 

・自分の部下にどういうことをしたいかを聞いたうえで、その通りにどんどんやらせれば満足な経営ができる、
という考え方は、民主主義の幼稚園である。
byアーネスト・ディール
(米:経営学者)

 

・規律は宗教の儀式に似ている。バカらしいように見えても、それが人間を作るのだ。
byサン・テグジュペリ
(仏:作家、飛行家)

 

----------------↓06/07↓---------------

 

・少しは不便でもいいから、もっとのんびりさせておいて貰いたい。
by尾崎一雄(1899〜1983:小説家)

 

・人生とは闘いの連続である。闘わざるものに勝利の味は得られない。
by大屋晋三(1894-1980:帝人元社長、運輸相)

 

・「まさか!あなたもそう思うの?私だけだと思っていた……」
と一人がもう一人に言うと、その瞬間、二人の間に友情が生まれる。
byC.S.ルイス(1898-1963:アイルランド:作家)

 

・雨は金持ちの上にも降れば、貧乏人の上にも降る。
とはいえ、雨は決して公平ではない。もともと不公平な世の上に降るからだ。
by老舎
(1899〜1966:中:作家:『駱駝祥子』)

 

・今はまったくさえない日々だが、いつかそれは古きよき日になる。
byジェラルド・バーザン

 

・偽りの自分を人に見せようとするより、自分のあるがままをさらけ出すほうが、ずっと得になるだろう。
byラ・ロシュフーコー

 

・一時間の会話は五十通の手紙より値打ちがある。
byセヴィエニ夫人
(1626-1696:仏:作家)

 

・逆境の日も楽しかった。それを乗り越えて、逆境を見返したときは、なお愉快だった。
by吉川英治
(1892-1962:作家:『新書太閤記』)

 

----------------↓06/01↓---------------

 

・ぬるま湯というものは入っていて気持ちのいいものではない。しかし出るとなお寒いからなかなか出られないものである。
もしそんな気持ちで自分の職業に従事している人があるとしたら、その人はなんと不幸な人だろう。
そして、そんな不幸で一生を終える人々が、なんとこの世に多いことだろう。
by下村湖人
(1884-1955:教育者、作家)

 

・私の悩みにせよ、人の悩みへの私の同情にせよ――そんなものに何の価値があろう!
いったい私は「幸福」を得ようと努めているのか?私は私の「活動」を求めているのだ!
byフリードリヒ・ニーチェ
(1844-1900:独:哲学者、古典文献学者)

 

・神は君に不幸をもたらす。君はそれを自分で幸福に変えよ。
byフリードリッヒ・ヘッベル
(1813-1863:独:劇作家)

 

(32-07/11/12)

(国名略記:アメリカ→米:フランス→仏:ドイツ→独:イタリア→伊:カナダ→加、オランダ→:蘭、イギリス→英etc.)


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