■2006年10月号■


 

----------------↓10/23↓---------------

 

・言われるままに信じるだけの知識は、ただの切れ端に過ぎない。
切れ端としては立派でも、それを集める人の知識の蓄えを少しも増しはしない。
byジョン・ロック
(1632-1704:哲学家:『人間知性論』)

 

・なにはともあれ、私達は私達の畑を耕さなければならない。
byヴォルテール『カンディード』

 

・戦争を面白がるのは、戦争を経験したことのない者だけだ。
byピンダロス(前518-前438)『歌と踊り』

 

頭が良い怠け者は部隊長にしろ。効率よく作戦を実行することを考える。
頭が良い働き者は参謀にしろ。良い作戦を考える。
頭が悪い怠け者は最前線におけ。命令以外のことは何もしない。
頭が悪い働き者は射殺しろ。間違った命令でも延々と実行し取り返しのつかないことになる。
byフォン・ゼークト

 

----------------↓10/19↓---------------

 

・文章の中の、ここの個所は切り捨てたらよいものか、それともこのままのほうがよいか、
途方にくれた場合は必ずその個所を切り捨てなければならない。
いわんや、その個所に何か書き加えるなど、もってのほかというべきであろう。
 by太宰治

 

・女は軽軽しく人の意見を採用する。もし女がある意見を述べたとして、ある男が愚かにもその意見を真面目に考え、
なぜそうなのか証明してほしいとその女に迫ったならば、女は男の要求を極めて無礼なものと考え、
自分の人格が攻撃されたかのように考えるであろう。
byオットー・ワイニンゲル(1880-1903:思想家)

 

----------------↓10/17↓---------------

 

・なぜ私達は自分に起きた出来事の細かい点まで覚えていられるだけの記憶力を持ちながら、
それを何度同じ人に話したのかを覚えているだけの記憶力がないのだろう。
byラ・ロシュフーコー

 

・結婚生活のいざこざは、どの女も内心は母親でいるのに、男はみんな心の底では独身者の気でいるから起こるのだ。
byエドワード・ルーカス

 

・毎日、毎週、毎月、毎季節、毎年、違ったところは少しもない、同じ時間に出勤し、同じ時間に昼飯を食い、同じ時間に退勤する。
これが二十歳から六十歳まで続くのだ。そのあいだ特に変わった出来事といえば四つしかない。
結婚、最初の子供の出産、父と母の死。そのほかには何もない。……いや、失礼、少しずつ給料が上がっていったっけ。
byモーパッサン

 

----------------↓10/15↓---------------

 

・ある者は明日に、他の者は来月に、さらに他の者は十年先に希望をかけている。
一人として、今日に生きようとする者がいない。
byJ.J.ルソー
(1712-78:仏、哲学者)

 

・なんでも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、路傍の石と同様、骨となって一生を終えるのだから。
by坂本竜馬

 

・今こそ大きなチャンスのときである。だがそれを知っている人間は実に少ない。
byヘンリー・フォード

 

・僕の人生はそれほど長くないだろう。だから僕は一つのことしか目に入らない無知な人になって仕事をするつもりだ。
byゴッホ(1853-1890:オランダ:後期印象派画家)

 

・何にもなりゃしない! 僕が生きていれば、悲しみはいつまでも続くんだ。
僕はこんな風に死んでゆきたいと思ってたのさ!
byゴッホ(死の前日に)

 

 

(14-07/11/12)

(国名略記:アメリカ→米:フランス→仏:ドイツ→独:イタリア→伊:カナダ→加、オランダ→:蘭、スペイン→西etc.)


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