■2008年04月号■

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・芸術家であるということは計算したり数えたりしないということです。樹木のように成熟するということです。
樹木は、春の嵐の中にいて、このあとに夏がくるだろうかというような心配はしません。夏は必ず来ます。
しかしそれは、ただ忍耐強い者たちだけに来るのです。
byリルケ『若い詩人への手紙』

・むしろ死を選ぶべきだ。いかなる運命といえども、独裁よりはマシだ。
byアイスキュロス

・平和なときは父が子によって埋葬され、戦争のときは子が父によって埋葬される。
byヘロドトス『クロイソスの運命』

・臆病か、暴力か、そのどちらか一方しか選べぬ場合は、私は絶対、暴力を勧める。
だが、暴力によらぬ抵抗のほうが暴力よりも無限にすぐれていると私は思う。
byマハトマ・ガンジー

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・確実な成功からはなんの栄誉も得られないが、確実な敗北からは多くの力が掘り出されるであろう。
byT・E・ロレンス（英：軍人、探検家）

・絶望は人生に必ずつきまとうものだ。絶望しないよう人間はある意味で頼りない人だといえる。
なぜなら小さな自己に満足し、なんらの努力も考え事もしない人に、絶望は起こりえないからだ。
by亀井勝一郎

・結婚にあたってのもろもろの覚悟の中に必ず加えていただきたいものがあります。
「自分の主人に限って、絶対に浮気などしない」などと、ゆめゆめお考えになってはいけません。
by小島視英子『天味無限の人』

・死と隣り合わせに生活している人は、生死の問題よりも、一輪の花の微笑が心に沁みる。
by太宰治

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・本の中で世にも不思議なのは、恋愛の書だ。
心して私はそれを読んでみたが、喜びのページは少なく、全巻はただ悩みに満ちている。
byゲーテ『西東詩集』

・気分がどうのこうの言って、それがなんになる？グズグズしている人間に気分なんて湧きっこない。
今日出来ないようなら明日だって出来ない。一日でも無駄に過ごしてはならない。
byゲーテ『劇場の前戯』

・女はおとなしい男性を、なんとなく物足りなく思うものである。
口に出してチヤホヤ言ってくれないと、なんとなく物足りなく思うものである。
しかし、本当に愛している男は、あんまりお世辞や面白いことを言わない。
by菊池寛

・鳴かぬなら　それもまた良し　ほととぎす
by松下幸之助

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・自分自身のことでいっぱいになっている人ほど、中身のない人間はいない。
byベンジャミン・ホイッチコード

・人間の一生は誠にわずかのことなり。好いた事をして暮らすべきなり。
夢の間の世の中に、好かぬ事ばかりして、苦しみて暮らすは愚かなことなり。
by山本常朝『葉隠聞書（はがくれききがき）』

・すでに一切が破局と思える時にも、なお新しい力を奮い起こすこと。
それこそが汝が生きていることを意味する。
byフランツ・カフカ

・何故生きてゆくのは苦しいか、何故、苦しくとも、生きて行かなければならないか。
by芥川龍之介『仙人』

・自分は門を開けてもらいに来た。けれども門番は扉の向こうにいて、叩いてもついに顔さえ出してくれなかった。
ただ、「叩いてもだめだ。ひとりで開けて入れ」と言う声が聞こえただけであった。
by夏目漱石『門』

(18-08/05/11)

（国名略記：アメリカ→米：フランス→仏：ドイツ→独：イタリア→伊：カナダ→加、オランダ→：蘭、スペイン→西etc.）